ショートカットを作成して独自の「AppView」画面に
すでに述べたように、「AppView」ではスタートメニューの項目を表示するか、ユーザが独自に登録したショートカットを表示するかを選ぶことができる。ここでは、「ユーザの登録したショートカットを表示」の使い方を紹介しよう。
「AppView」の設定で「アプリケーションランチャーを表示する」を選択しておくと、マウスやホットキーで「AppView」を起動した場合に独自の画面が表示される。ショートカットを表示させたい(起動したい)アプリケーションをユーザが自由に登録できる。
ただし、作成したショートカットを「AppView」の画面上に直接、登録できるわけではなく、「Blacksmith」のフォルダ内にある「shortcuts(0)」というフォルダに保存する必要がある。
「shortcuts(0)」フォルダは、「AppView」を起動したときのホーム画面にあたり、ユーザがさらにフォルダを作成することで、「AppView」画面上でのページ切り替えが可能となる。つまり「アプリケーションのカテゴリーや作業目的別などに任意のフォルダを作ることで、ユーザ独自の『AppView』画面を作れる」というわけだ。
フォルダは「shortcuts(-16)」から「shortcuts(16)」までを作成することが可能。ホームにあたる「shortcuts(0)」も含め、計33ページのメニューを持てることになる。ただし、フォルダ名は連番でなければならないという制限があるので注意しよう。「AppView」表示中のページ切り替えにはカーソルキーを使用する。
そのほかのカスタマイズ
「Blacksmith」の設定画面を見ると、下の方に「高度な設定...」というボタンがある。これをクリックすると、さらなる設定画面が現れる……わけではなく、実はヘルプ用HTMLファイルの中の「高度な設定」というページが開かれる。
ここには、仮想デスクトップごとに壁紙を設定するための方法や、スキンのカスタマイズ方法などが詳しく紹介されている。より細かいカスタマイズを望む人は、目を通しておこう。
なかでも「AppView」を使いこなしたい人にとって見逃せないのが、アイコンの表示順を設定する方法だ。「AppView」では通常、名前のABC順にアイコンが表示されるが、ここではユーザが好みの順番でアイコンを表示させるための技が紹介されている。