実際の格納場所とは関係なく、ユーザが自分のわかりやすいように分類・整理できるファイル管理ソフト。複数のデータファイルを同時に開いて、切り替えながら操作することも可能。「dINDEX.2」は、関連ファイルを独自のグループでまとめたり、アイテムに独自の名前を付けたりして、より“円滑に管理”できることを目指した多機能ファイル管理ソフト。異なるフォルダに存在するファイルでも、同一フォルダアイテムのファイルアイテムとして登録でき、フォルダアイコンの変更やカラー指定、チェックマーク・評価の設定などで、わかりやすく管理できる。「dINDEX」の後継にあたる「2」では、同時に複数のデータファイルを開けるようになったほか、アイテムリストや検索などのウィンドウがドッキング対応になった、イメージ/テキストファイルの内容を確認できるプレビューウィンドウが追加されたなど、操作性が大きく向上している。
アイテムとして登録されたファイル/フォルダはすべて“参照扱い”となる。「dINDEX.2」からは実ファイルの移動・削除などの操作は行えないため、共有フォルダなどで“操作が制限されたファイル”を閲覧・管理するのに適している。実フォルダとの同期を取れる「シンクフォルダ」機能があり、ファイル/フォルダの更新や追加・削除などをチェックすることも可能だ。
メイン画面は、左側にフォルダウィンドウ、右上にアイテムリスト、右下に情報リストが配置された構成(初期状態。以下同様)。フォルダウィンドウで選択したフォルダアイテム内のアイテムがアイテムリストに表示される仕組み。情報リストは、アイテム情報リスト、更新チェックリスト、検索結果リスト、チェックマークリストの切り替え式になっており、それぞれに対応した操作によって抽出された情報を確認できるようになっている。さらに画面右側のタブからは、さまざまな条件を設定できる「検索」、イメージ/テキストファイルの内容を参照できる「プレビュー」などのウィンドウを表示させることができる。
起動後はルート(ホームアイテム)に「新規」のみが登録されている。(基本的な)アイテムの登録方法は、
- 「新規」以下にフォルダアイテムを作成
- 作成したフォルダアイテムにフォルダ/ファイルアイテムを追加
というもの。フォルダウィンドウにアイテムが追加されると、「dINDEX.2」はインデックスを構築する。アイテムは「ホーム」「ファイル」「フォルダ」を基本に、ファイル/フォルダのいずれにも数種類のアイテムが存在する。例えばフォルダアイテムには、- 基本となるフォルダアイテム「グループフォルダ」
- フォルダ/ファイルの更新チェックに利用できる「シンクフォルダ」
- 既存のフォルダを参照するためのフォルダアイテム「リンクフォルダ」
- 抽出条件に一致したクラス情報を持つアイテムのみが表示される「クラスフォルダ」
の4種類があり、「『グループフォルダ』にはすべてのアイテムを登録できるが、そのほかのフォルダアイテムでは登録できるアイテムが限られる」といった条件がある。さらに、アイテムの関連情報をテキストで記述しておける「ノート」といったアイテムもある。作成したデータはツリーごとにidx形式のファイルとして保存することが可能。複数のidxファイルを同時に開き、切り替えて使うことができる。オプションで設定できる項目も豊富。グループやリンクなどのアイテムの文字色の設定をはじめ、ノートの編集画面のフォント指定、グループやノートを新規作成する場合の命名規則の設定などが可能で、カスタマイズ自由度が高い。