多彩な設定項目が用意された“仮想”ファイル管理ソフト。ひと言でいえば、「実際のフォルダ構造に依存することなく、ユーザがわかりやすいよう自由にファイルを分類・管理できるソフト」なのだが、例えば情報リストに4種類のリスト形式があったり、フォルダアイテムに4種類があったりと、多機能すぎて、筆者の拙い筆力では、このソフトを正しく理解していただけないかもしれない。おそらく「利用者からのどのような要望にも応えたい」という作者・ラウィンズぷらすさんの思いが反映された結果なのだろう。機能は揃っているので、やろうと思えば、とことん詳細な分類・管理ができそうだが、まずはベーシックなグループフォルダ+ファイルアイテムによる管理からはじめて、必要に応じて追加・変更するといった使い方がよさそうだ。管理データは(実際の)フォルダから読み込んで作成することも可能なので、実フォルダ構造をベースに、自分のわかりすいように(あるいは必要なものだけを取捨選択して)整理するという方法もある。
アイコンやカラー、チェックマーク、評価なども設定できるので、視覚的なアピールも抜群。もともとシェアウェアだったが、さらに高機能になり、フリーソフト化されている。「作業効率を高めてくれる、何かいいファイル管理・参照ソフトはないか?」とお探しなら、ぜひ、「dINDEX.2」をお試しいただきたい。
(薬袋 壮輔)