フロアマップ表示でメンバーの在席・離席状況が視覚的にわかる、シンプルな“デスクトップ行先掲示板ソフト”。軽快に動作し、快適に使うことができる。「今どこボード」は、共有フォルダを利用することにより、メンバーの行先管理を簡単に行えるようにした掲示板ソフト。導入するのにIISやApacheなどのWebサーバソフトは不要。LAN接続されたメンバー同士で手軽に使いはじめることができる。表示形式はExcel風の表形式と、視覚的にわかりやすいフロアマップ形式の2種類が用意され、用途によって使い分けることが可能。参加メンバーとのメッセージの送受信にも対応する。予定の消し忘れ防止機能なども備える。
使い方は簡単。ダウンロードした配布アーカイブ(ImaDokoBoard_*_*_*.zip)を展開して、適当なフォルダに設置し、実行ファイル(ImaDokoBoard.exe)を実行する。管理者は初回起動時にメンバーがアクセス可能な共有フォルダを指定し、IDと名前を設定。メンバーは、管理者の指定した共有フォルダ、ID、名前を設定すれば、利用できるようになる。
メイン画面はExcel風の表形式。ID、名前、行先、戻り(予定時刻)、状態(在席・離席状況)が表示され、各項目で並べ替えることもできる。表示項目に更新日時などを追加することも可能。行先・戻りを登録するには、画面左上のドロップダウンリストでIDを選択し、行先・戻りをそれぞれのボックスに直接、入力して、画面右側の「設定」ボタンをクリックすればよい。メンバーの行先は自動的に記録・分析され、頻度の高いものはサジェストされるようになる。戻りは8:00から19:30までの30分単位のリストから選択することも可能。行先・戻りの登録は、画面上部のリストとボックスで行えるほか、ユーザを選択した状態でのコンテキスト(右クリック)メニューで表示可能な「ユーザーの詳細情報」画面から行うこともできる。
状態は、「今どこボード」が起動していれば「○」、起動していなければ「×」となる。初期状態で「スタートアップに登録する」がONになっているため、出社してパソコンを起動すれば「○」、退社時にパソコンをシャットダウンすれば「×」になると考えればよい。状態によって色分け表示もされ、本人が緑色、離席中が灰色などとなる。
予定の消し忘れ防止機能は、予定が登録されるとタスクトレイアイコンが明滅し、削除されると明滅が止まるもの。外出先から戻って内容を消し忘れていた場合でも、タスクトレイアイコンの明滅ですぐに気がつく。
メンバー間でメッセージを送受信することも可能。指定したファイルを添付して送信したり、クリップボード上の画像を添付して送信したりもできる。
画面の表示形式を地図(フロアマップ)に切り替えることもできる。オフィス内のデスクの配置の通りに並べることができ、メンバーの場所が視覚的にわかりやすい。オフィスが複数のフロアに分かれているような場合には、フロアを切り替えることもできる。
設定画面(詳細)では、
- スタートアップに登録する
- (情報の)自動更新および自動更新間隔
- 席を外しているときにアイコンを明滅させる(予定の消し忘れ防止)
- メイン画面を表示させるためのホットキー
などを設定することが可能。行先およびメッセージのログ管理画面も用意されている。