優れた演出が光る、斬新な2Dアクションゲーム。マウス操作で結界や敵を切り裂き、六人の花子さんを冥界に送り届けよう。マウス操作そのままに、刀で結界や敵を切り裂いてゆく
「七人のハナコさん」は、マウスドラッグによる斬撃で敵と戦う、新感覚の2Dアクションゲーム。主人公のハナコさんを操作し、地縛霊となって小学校に憑いている六人のハナコさんを退治することがゲームの目的。
主人公の名前は「華子」。苗字は不明。「あの世」から遣わされ、「花子さん」を冥界へと送り届けることが使命。「散花」という文字が刻まれた、霊的なものを斬る力のある刀を使い、普通の人には触れることができない花子さんや結界を斬ることができる。
華子のパートナーは、赤い靴下を履いたような模様の黒猫。「この世」の存在ではなく、華子に「あの世」からのメッセージを伝える。人語を話す。華子が迷ったり、困ったりしているときにアドバイスしてくれる。
ゲームの内容は、横スクロール形式の2Dアクションゲーム。使い魔と戦ったり、行く手を阻む結界を切り裂いたりしながら、二つのサブステージを突破し、最後に待ち受ける「花子さん」を倒せば、ステージクリア。用意されたステージは6面。全ステージクリア後は、ジュークボックスを開いたり、キャラクタやステージを選択したりできるようになるオマケが用意されている。
各ステージのラスボスは、1年生から6年生までの六人の花子さん
ステージボスとなるのは、死んで「花子」さんとなってしまった六人の小学生。
最初に登場するのは「トイレの花子さん」。生前の名前は木林チューリップ。頭にバケツを被り、その状態のまま頭突きで攻撃してくる。姿を消したあと、ステージ上の四つのドアからランダムに出現し、「開くドアを使ってダメージ与える」というユニークな攻撃手段を持っている。
次に登場するのは「体育館の花子さん」こと大河リリ。生前かわいがっていた猫の霊が混ざっており、仕草が猫っぽい。引っ掻きとバスケットボールで攻撃してくる。
「家庭科室の花子さん」こと大鳥アザミは、火事で亡くなって以来、体が燃え続けている。そのため痛みを感じず、攻撃でダメージを受けることがない。ただし、一定の条件をクリアすると、その身を包んでいる炎によって傷つきはじめる。アザミの攻撃をひたすら避け続け、自滅を待とう。
「図書室の花子さん」こと大枚キキョウは、火の玉を吐く本を使い、高いところから攻撃してくる、やっかいな敵。キキョウのいる場所まで攻撃を届かせてダメージを与えるには、ダッシュジャンプと連続切断攻撃とのコンビネーションなどの高難度テクニックとかなりの根気が必要。
地上および空中での連続切断攻撃がステージ攻略の鍵
「音楽室の花子さん」こと水地ツバキは、洪水に飲まれて亡くなった。首から下がなく、華子の体をほしがっている。チェーンソーを使った、2連続切断攻撃を仕掛けてくる。
「屋上の花子さん」こと桐生アジサイは、落雷で亡くなり、雷を自在に操ることができる。ローラースニーカーを履き、動きも速い。
操作は、キーボードとマウスを併用して行う。【A】/【D】キーで華子を左右に移動させ、【W】でジャンプ、【S】でしゃがみ、【E】で扉に入る(カーソルキーでも操作できる)。2連続入力によるダッシュやダッシュジャンプも可能だ。
攻撃は、左右のマウスドラッグで行う。画面上の左ドラッグは、その場所の切断攻撃。その際、華子の体がその場所まで一瞬で移動する。高速移動または通常のジャンプでは届かない高さまで移動する手段としても有効だ。
空中での切断攻撃は、何かにダメージを与えれば、何回でも連続させることが可能。難易度は高いが、空中移動することも可能。ただし、空振りするとその場で終了してしまう。着地するまでは、次の切断攻撃を行うことができなくなる(地面に足を着けた状態であれば、何度でも連続切断攻撃を行える)。
画面上の右ドラッグは射撃攻撃。目的の場所に攻撃を飛ばすことができる。ただし、威力は切断攻撃よりも弱い。