クリップボード内の文字列をさまざまなスタイルに変換・編集できるソフト。「CT Converter(Clipboard Text Converter)」は、あらかじめ変換形式を指定しておくだけで、クリップボードに転送された文字列を自動的に変換してくれるソフト。クリップボードの内容を参照したり、直接編集したりといったこともできる。
実行できる変換は、
- 大文字/小文字(大文字→小文字、小文字→大文字)
- 半角/全角(半角→全角、全角→半角)
- ひらがな/カタカナ(ひらがな→カタカナ、カタカナ→ひらがな)
- Trim(テキストの左右端、左端、右端にあるスペースを削除)
- 改行削除
- タブ(タブの削除、タブ→改行変換)
- 全角スペース(全角スペース削除、全角スペース→半角スペース、全角スペース→半角スペース2個)
このうち「大文字/小文字」変換には「全角も対象とする」、「半角/全角」変換には対象とする文字種(英字、数字、カタカナ、記号、スペース)の設定、「Trim」機能には「全角スペースも対象とする」「複数行の場合も処理する」といったオプションが用意されている。実際に利用する際には、まず各機能の有効/無効を設定する。機能を指定した状態でコピーや切り取り操作を行い、クリップボードに文字列が転送されると、設定にしたがって自動的に変換される仕組み。複数の機能を指定することも可能。指定した優先順位にしたがって処理が行われる。
クリップボードの内容を参照・編集することも可能。独自の参照ウィンドウ、編集ウィンドウから行う。クリップボードの直接編集は、「CT Converter」自体の機能を一時的に無効にした状態でも実行することが可能だ。