旅のケットシー(猫の妖精)である「ロキ」がユグドラシルの森を守るため、強大な敵と戦うという設定のファンタジーRPG。頼れる仲間と協力し、神の王「オーディン」のたくらみを打ち砕け
「ラグにゃロク」は、北欧神話のラグナロクを題材にしたファンタジーRPG。物語は、主人公のケットシー「ロキ」が、平和なユグドラシルの森で行き倒れているところからはじまる──旅の途中、空腹のあまり倒れてしまったロキは、森の妖精「ラタトスク」に助けられる。したたかなラタトスクは、助けた代わりに森の奥に住むゴブリンの退治をロキに依頼する。森の食料を独り占めしようとするゴブリンを懲らしめ、食料を取り戻してほしいという。「そういうことは人間の勇者に頼め」と断るロキだったが、「あいつらは欲が強いし、報酬がないと働かない生き物だからダメ」と、ラタトスクは聞く耳を持たない。ロキは押し切られる形で渋々ゴブリンの森へ行き、なんとかゴブリンからラタトスクの食料奪還に成功する。
ユグドラシルの森に戻ってきたロキとラタトスクがひと息ついていると、そこに美の女神「フレイヤ」が駆け込んできて、「竜族の長である火竜『ファフニール』がやって来て、森を焼き尽くしてしまうので、早く逃げろ」と言う。「森に古くから住む精霊たちの仲間のファフニールが、なぜそんなことを……」と愕然とするラタトスクだったが、どうやら森の占領をたくらむ神界の王「オーディン」の命令のようだ。オーディンに反対したり、逆らったりした神は、フレイヤのように神界から追い出されてしまったらしい。ロキは、「竜の巣に行ってファフニールを説得する」というフレイヤを手伝おうとするが、戦女神の神兵「エインフェリャル」やファフニール、さらには雷神「トール」に行く手を阻まれる。ロキは、ユグドラシルの森の平和を守ることができるのだろうか……?
さまざまな戦闘タイプから好きなスタイルを選んで戦おう
ゲームでは、ユグドラシルの森を拠点に、ゴブリンの森や竜の巣などのダンジョンを踏破してゆくことになる。森の東には消費アイテムなどを購入できる道具屋が、また西には回復ポイントとセーブポイントのクリスタルがある。クリスタルのある場所ではセーブを行えるほか、ロキの戦闘タイプを変更することも可能。選択できる戦闘タイプは、
- デフォルトタイプの「ケットシー」
- 敏捷性が高い盗賊タイプの「トリックスター」
- HPや攻撃力、防御力に長けた戦士タイプの「ムーンブレイド」
- バランスのよい勇者タイプの「テクニカルサン」
の4種類。それぞれ特徴的な戦闘スタイルを持ち、装備できる武器も異なる。慣れてきたら、敵に合わせてタイプを変更してゆくのがよい。戦闘は(基本的に)シンボルエンカウント方式のサイドビューアクティブタイムバトル。ダンジョン内に配置された敵シンボルに接触すると、戦闘がはじまる。【Enter】キーを連打して、“アクティブゲージ”を満タンにすると、攻撃が可能になる。攻撃方法は、武器による物理攻撃と、SPを消費して行うスキル攻撃の2種類。スキルは、装備する武器やアクセサリによって種類が変化する。全体攻撃や連続攻撃に加え、炎や氷といった属性攻撃などもある。SPは、消費アイテム「マジックエーテル」で回復できるほか、通常攻撃をしていても、わずかだが回復する。