iOSデバイス内のデータをパソコンにバックアップしたり、複数のiTunesライブラリを自由に同期させたり、複数のiCloudアカウントを管理できたりと、便利な機能が満載の「AnyTrans」だが、新バージョン「6」では、Androidデバイス内のデータのiOSデバイスへの移行(iOSへ引っ越し)に対応した。「AnyTrans」でのiTunesライブラリの操作がiTunes以上に快適なのと同じように、「iOSへ引っ越し」では「Move to iOS(iOSに移行)」以上に快適かつ自由に移行作業を行うことができる。インタフェースはシンプルでわかりやすく、こうしたデータ管理・転送ソフトをはじめて使う方でも操作で迷うことはないだろう。「デバイスが認識されない」「デバイス上のメッセージを読み込めない」といった場合でも、メーカー(iMobie Inc.)の公式サイト上に詳細な「AnyTransに関するFAQ」が用意されているし、使用方法なども細かく説明されているので安心だ。
Ver.6.0.0では、iOS 11バブリックベータ版とiTunes 12.7.0に、また2017年9月27日時点の最新版6.0.1では、iOS 11とiPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone Xに対応した。
(橘 雅)