“ハイレゾをもっとカジュアルに”がキャッチフレーズのハイレゾ対応サウンドプレイヤー。パソコンやオーディオにくわしくない人でも簡単にハイレゾ再生を楽しめる。「CurioSound」は、パソコンで気軽に高音質なサウンドを楽しめるサウンドプレイヤー。設定項目を極力しぼり込んだシンプルなインタフェースで、はじめてでも直感的に操作できる。音楽配信サイトなどで購入したハイレゾコンテンツを高音質再生できるのはもちろん、手持ちのCDや圧縮された音源もハイレゾ相当の高音質で再生することが可能。株式会社デジオンが「DigiOnSound」シリーズで培ってきた技術をベースに開発された「CQe(Curio Quality Engine)」により“CD音源・圧縮音源で失われる高音域を予測再現”し、高音域の表現を豊かにする。
起動後に表示されるメイン画面のデザインは実にシンプル。再生対象のファイルがリスト表示される「コンテンツパネル」、「ライブラリ」「お気に入り」「CD取り込み」が並ぶ「カテゴリーパネル」および再生コントローラーパネルが、メイン画面を構成する主なアイテム。そのほかは「環境設定」ボタン、「エフェクトをかける」「エフェクト無し」ボタン、そして「CurioSound」最大の特徴の「ハイレゾサウンドで聴く」スイッチがある程度だ。
音楽再生を楽しむには、一般的なメディアプレイヤー同様、リストで再生対象を選択して再生コントローラーパネルで操作すればよい。CDからの取り込みや、指定した楽曲のお気に入りへの登録(または解除)も簡単に行える。
「ハイレゾサウンドで聴く」をONにすると、例えば44.1kHz/16bitの音源が96kHz/24bitにアップサンプリングされ、同時にビット深長処理が行われる仕組み。さらに、元の波形データから予測復元された高音域データが付加され、リアルタイムに“ハイレゾ化”された高音質な音楽再生を楽しめる。
指定した楽曲を「ハイレゾで保存する」ことも可能。ボタンクリックだけで、あらかじめ(環境設定で)指定したフォーマットでファイル保存することができる。
環境設定画面では、ライブラリ表示フォルダ、ハイレゾ化保存フォルダを選択・指定できるほか、ハイレゾ化保存フォーマット、CD取り込みフォーマットおよび再生デバイスを選択・指定することが可能。ハイレゾ化保存フォーマットは、
- WAV[96kHz,24bit,stereo]
- FLAC[96kHz,24bit,stereo]
- Apple Lossress[96kHz,24bit,stereo]
- AIFF[96kHz,24bit,stereo]
から選択できる。CD取り込みと同時にハイレゾ化保存を実行することも可能だ。再生デバイスは、WaveOutまたはWASAPIから選択できる。再生時にエフェクトを適用することも可能。「おまかせエフェクト」「ポップス」「ロック」「ジャズ」など、計8種類のプリセットから選択できるほか、「じぶんでエフェクト」を選択して、10の帯域別にレベルを調整することもできる。