ソフトを開発しようと思った動機、背景
ここ数年、「ハイレゾ」というキーワードが一般的に浸透してきて、ハイレゾ対応製品やハイレゾ楽曲の配信も盛り上がっています。ハイレゾ音源のプレイヤーは市場に多くリリースされていますが、高機能がゆえに操作や設定が複雑な場合もあり、パソコンにくわしくない人には難しくて使いこなせないことがよくあるようです。そこで、デジオンが創業以来開発を続けてきた、ハイレゾ対応波形編集ソフトウェア「DigiOnSound」で培ったサウンド関連の技術をベースに「シンプルな操作感」「少ない設定項目」で、はじめて操作した人でも迷わずハイレゾ音源を本来の高音質なサウンドで楽しめるようなハイレゾプレイヤー「CurioSound」を開発しました。
開発中に苦労した点
「CurioSound」は、WASAPIの再生に対応していますが、サウンドデバイスによって動作はまったく異なっていますので、一台一台特徴を把握しながら対応を行う必要がありました。開発後も、なるべく多くのサウンド環境でご利用いただけるよう、現在もサウンドデバイスとの確認を進めています。
また、音作りの点では、パラメータを決めるのに、音源の周波数分析を繰り返し行いました。楽曲のジャンルや演奏されている楽器ごとに含まれる音の周波数は異なるため、最適化を目指して繰り返し分析と調節を行っています。
ユーザインタフェースに関して工夫した点
「オーディオにくわしくなく、パソコンも初心者」という利用者が多数いらっしゃるということで、シンプルな操作性を重視し、細かい設定や隠れたメニューなどを撤廃しました。例えば「ハイレゾサウンドで聴く」というスイッチを設け、 ON/OFFの操作を簡単にして、初見でもわかりやすい設計にしています。
ユーザにお勧めする使い方
「CurioSound」の最大の特徴は、アプリ上で「ハイレゾサウンドで聴く」をONにするだけで、CD音質の音源もハイレゾサウンドとして聴けることです。ハイレゾ音源で配信されていないお気に入りの楽曲もぜひ、ハイレゾで聴いてください。
ここが一番、セールスポイント
長らくパソコン用サウンドプレイヤーの本流になるような製品はリリースされていませんでしたが、「CurioSound」はいままでのハイレゾプレイヤーソフトとはまったく違います。ハイレゾ音源をハイレゾ再生することは当然ながら、CD音質の音源でさえもハイレゾサウンドで再生・保存することが可能です。一家に一本あると、貴方のパソコンの音楽環境が劇的に変化します。
今後のバージョンアップ予定
「CurioSound」は、ユーザのみなさまのご希望にお応えできるように成長を続けます。今後も継続的なアップデートを予定していますので、ご期待ください。
((株)デジオン・(有)リープコーポレーション)