多彩な機能を備えた、カスタマイズ自由度の高いタイピング練習ソフト。ほかのユーザとネットワーク対戦をしたり、CPUと対戦したりすることもできる。「Weather Typing」は、“タイピングを楽しむために作られた”“多彩な楽しみ方ができる”タイピング編集ソフト。一人でタイピングの練習を行えるのはもちろん、対戦で楽しみながら練習したり、ネットランキングで上位を目指したりすることも可能。入力方式はローマ字入力/かな入力に対応し、ローマ字入力の際には表記法の違いが自動判別される。問題文(ワード)はフレーズの組み合わせで自動生成される仕組み。ユーザがサーバ(ワード作成システム)に登録したものをワードとして利用することもできる。過去の練習状況は保存され、リプレイで確認することが可能だ。
選択できるモードは、
- 一人練習用の「シングルモード」
- 自動入力コンピュータと対戦する「CPUモード」
の二つ。さらに別プログラム「Lobby」を起動することにより、- インターネット接続で対戦する「インターネット対戦」
- (インターネット接続せず)LAN内で対戦する「LAN対戦」
- ロビーサーバにログインし、同じくログイン中の相手と対戦できる「ロビー」
の各ネット/LAN対戦を行うことが可能。対戦は最大4人までで楽しめる。タイピング時の設定は、キーボードのキー配列(入力方式)をはじめ、さまざまな項目をカスタマイズすることが可能。「キー配列」は、QwertyJP/EN、DvorakJP/ENおよびJISかな、50音かな、NICOLAから、またキーボードは101/106キーボードから選択できる。
ワードは、日本語4種類、英語1種類のファイルのほか、ユーザによって「公式ワードサーバ」に登録されたものを選択することも可能。出題ワード数や、対戦の場合は勝利条件(トータルポイントの多い方か、ワード数の多い方か)、CPU対戦ではCPUスピードとCPUキー配列も選択できる。対戦の場合は、対戦相手とキー配列が異なっていてもよい。ワードは、前半/後半に二分割されたフレーズがランダムに組み合わされて生成され、変化に富んでいる。あらかじめ用意されたワードファイルのほかに、ユーザがオリジナルのワードを作成して、タイピング練習することも可能だ(キー配列もユーザオリジナルのものを作成・設定することができる)。
ローマ字入力時には表記法の違いが吸収され、表示された表記と異なっていても、正しく入力されていれば正解となる。例えば、画面上にヘボン式で「じょ」が「JO」と表示されていても、慣れている訓令式の「ZYO」で入力してもよい。「ZYO」と入力した場合は、次回から「じょ」が「ZYO」と表示されるようになる。
タイピング練習・対戦が終了すると、ユーザごとの(ワードの)完了数、(入力)スピード、正確性、トータルポイントの結果が表示される。スピードと正確性に関しては、ワードごとに折れ線グラフでも結果を確認できる。さらに、選択した練習・対戦履歴のリプレイを閲覧したり、ネットランキングにデータをアップロードしたりすることも可能だ。
Windows版のほかに、Android版、iOS版もある。