前半用フレーズと後半用フレーズとを組み合わせて問題文（ワード）を作成する「ワード自動生成システム」がおもしろく、時に奇天烈なワードが生成されることもあって、吹き出しそうになる。ワードはユーザが自作することも可能で、作者からの「おまけ情報」によれば、「前半は後半に名詞がくることを前提に、後半には名詞が来ることを前提にするとうまくつながりやすく、面白いものができやすい」そうだ。

表記法の違いを吸収してくれる、ローマ字入力方式の自動判別機能をはじめ、タイピング練習ソフトとしての完成度は高い。そして完成度の高さに加え、カスタマイズ自由度もこれまた高い。ワードを自作できたり、出題ワード数を選択できたり、CPUスピードを選択できたり、勝利条件を選択できたり……といったところまでくらいなら「あり得るな」とは思うが、キー配列を選択できるだけでなく、自作までできるのには驚く。

「Weather Typing」を、より深く知りたい方のための情報をひとつ。Ver.2.2.3時のものなので、現在のVer.3.xとは細かな点で違っている点はあるが──そもそも画面構成が異なっているが──入力方式やワード自動生成システム、タイピングの評価基準、ロビーなどについて、以下のサイトにくわしく掲載されている。

ネットワーク対戦タイピング Weather Typing

http://denasu.com/software/weathertyping/index.html