簡単・手軽に使える、フォルダ/ファイルリストの作成ソフト。フォルダ/ファイル名のほか、更新日時やファイルサイズ、フルパスなどもリスト化される。「FolderFileList」はその名の通り、“対象のフォルダの中を解析し、フォルダとファイルの一覧”を作成できるソフト。フォルダを指定して実行するだけで、「出力文字列」「リスト表示」の2種類のフォームでフォルダ/ファイルリストを作成できる。表示対象を「フォルダのみ」「ファイルのみ」にしたり、ファイル名に含まれる文字列で絞り込んだりすることも可能。さらに、作成されたリストのHTML/CSVファイルなどへの出力にも対応する。
メイン画面(メインフォーム)は、「フォルダ選択」「実行」「設定」の三つのボタンと、選択したフォルダのパスが表示さえるアドレスバーだけのシンプルな構成。「設定」をクリックすると、処理完了後に表示されるリストを、
- フォルダ/ファイル名のみがツリー状で出力される「出力文字列フォーム」
- ファイル名や更新日時、ファイルサイズなどの詳細な情報が出力される「リスト表示フォーム」
のどちらにするか、などを指定できる。「出力文字列フォーム」は、表示される情報は少ないが、ツリー状のため、指定フォルダ内の構造を把握しやすい。表示件数に制限はなく、指定フォルダ以下のフォルダ/ファイルがすべて表示される。表示内容はHTML/テキスト形式のファイルに出力することが可能だ。
「リスト表示フォーム」で表示される項目は「ファイル名」「更新日時」「ファイルシステムタイプ(FolderかFileか)」「拡張子」「ファイルサイズ」「ファイルサイズレベル」「親フォルダ」「対象フォルダ以下(のパス)」「フルパス」と多彩。表示件数は最大99,999件まで。表示対象を、すべて/フォルダのみ/ファイルのみに指定できるほか、拡張子/ファイル名に含まれる文字列やファイルサイズレベルで絞り込んだりすることが可能。ファイルサイズレベルは、
- Level0:0B以上1KBより小さい
- Level1:1KB以上1MBより小さい
- Level2:1MB以上100MBより小さい
- Level3:100MB以上1GBより小さい
- Level4:1GB以上10GBより小さい
- Level5:10GB以上
の6段階に分類される。リストをファイルサイズレベルで色分け表示することも可能。表示内容はHTML/CSV/TSV形式のファイルに出力できる。「出力文字列フォーム」「リスト表示フォーム」いずれの画面にも、もう一方への切り替えボタンが用意され、瞬時に切り替えられるようになっている。
HTML出力には──いずれのフォームから出力しても──「リスト表示フォーム」の詳細な情報が掲載され、絞り込みも同じ条件で行える。ただし、「出力文字列フォーム」から出力した場合は、ツリー表示風に、フォルダ/ファイル名の行頭がインデントされる。