数多くの形式に対応したファイルサイズ削減ソフト。シンプルなインタフェースで、誰でも簡単に使える。「FileOptimizer」は、さまざまな形式のファイルのサイズを──品質を劣化させることなく──縮小できる“ファイル最適化”ソフト。対象のファイルをメイン画面にドラッグ&ドロップし、最適化を実行するだけで、サイズを小さくできる。対応するファイル形式(拡張子)は、DOCX/MDB/PPTX/XLSX、CSS/HTML/PDF、BMP/GIF/JPEG/PNG/TIFF、FLAC/M4A/MP3/OGG、AIR/EXE/JAR/SCR、ZIPなど、実に275種類以上。45種類以上のPlug-inを組み込むことにより、多彩な形式への対応を実現している。ファイルタイプの判定は(拡張子だけではなく)内容を分析して行われる。最適化レベルを指定したり、プロセス優先度を指定したりすることも可能だ。
ファイルの再圧縮、メタデータや不要な情報の削除などにより、ファイルサイズを縮小する(設定により、メタデータを削除しないようにすることも可能)。さらに、例えば256色以下しか使われていない画像であれば、色深度の24bitから8bitへの変更なども行われる。
最適化対象のファイルはリストに登録され、パスを含むファイル名、拡張子、元のサイズ、状態(最適化実行前は「保留中」)が表示される。リストへの登録はドラッグ&ドロップのほか、メニューバーまたはコンテキスト(右クリック)メニューから行うことも可能。選択したファイルをリストから削除したり、すべてのファイルをクリアしたり、含まれているフォルダを開いたりすることもできる。関連付けされたアプリケーションで開くことも可能だ。
リストへの登録後、メニューバーまたはコンテキスト(右クリック)メニューから「すべてのファイルを最適化」を実行すると、1ファイルずつ最適化処理が行われ、処理が終わったものは状態が「完了」に変わる仕組み。あわせて最適化後のサイズと、元のファイルに対する容量比も表示される(ファイルによってはまったく最適化できない=対オリジナル比が100%のものもある)。
最適化処理が行われたファイルは「読み取り専用」「アーカイブ」などの属性が解除され、さらにタイムスタンプの「変更日時」が変更されて、元のフォルダに上書きされる。ただし、対象のファイルは処理開始時にごみ箱に退避され(初期設定)、ごみ箱からいつでも元の状態のファイルを復元できるようになっている。
オプションでは、
- 最適化レベル(最速(低最適化)から最良(高最適化)までの10段階)
- プロセス優先度(アイドルからリアルタイムまでの6段階)
- (処理後も処理前の)ファイル属性を維持する
- ごみ箱を使用しない(処理時に元ファイルをごみ箱に退避しない)
- (処理対象から除外する)除外マスク
- リボンインタフェースを使用
などを設定することが可能。さらにファイル形式によっては、メタデータが削除されないようにしたり、非可逆最適化を許可したりすることもできる。