一画面内で、複数の計算を行ごとに行える電卓ソフト。計算式を含む計算結果は、ワンタッチでクリップボードに転送することが可能。「計算メモ」は、ユーザが直接、画面に計算式を入力して計算を行うタイプの電卓+メモソフト。メイン画面は、計算式欄(画面右側)と計算結果表示欄(画面左側)とに大きく分かれ、画面右側にテキストで演算数式を入力すると、画面左側に計算結果が表示される仕組み。結果は計算式入力行の左横に表示され、計算過程を残したまま、複数の計算を行えることが特徴。それぞれの計算結果は自動的に加算され、合計値が画面下部に表示される。関数計算に対応するほか、自分で設定した変数による代入計算をすることも可能。計算式は自動保存され、終了・再起動後にも復元される。
計算には、四則演算(加算・減算・乗算・除算)記号をはじめ、括弧(重複可能)、pi(円周率)、e(自然対数の底)を使うことができ、さらに、
- 三角関数:sin、cos、tan
- 逆三角関数:arcsin、arccos、arctan
- 平方根:sqrt
- 常用対数:log
- 自然対数:ln
- 最大・最小:max、min
- 正負反転:neg
- 絶対値:abs
- 小数点処理:int、floor、ceiling、round、fix
の各関数を使用することもできる。任意の変数を定義した代入計算を行うことも可能。変数の名称は任意。例えば「『鉛筆=80』と定義して、計算式『鉛筆*5』を入力すると、結果『400』が得られる」といった具合だ。
計算結果の表示形式を設定することもできる。例えば「大きな数値の三桁ごとに『,』を付ける」「数値に『円』または『¥』を付ける」「小数点以下は表示しない、あるいは1桁/2桁/3桁まで表示する」といったことが可能だ。
画面右側の計算式欄には、計算とは関係のない説明文などを入力することも可能。画面に表示された計算式(説明文なども含む)および計算結果は、画面下部に用意された「全選択」ボタンをクリックするだけで、クリップボードに転送される。さらに計算式欄の文字を「全ての文字を」「英数字を」「算術式を」「算術記号を」「数字だけを」から選択して変換し、クリップボードに転送することもできる。