「WinContig」の開発は、個人的なプロジェクトとして2005年にスタートしました。当初は「ハードディスク上のファイル/フォルダをデフラグしたい」という欲求を満たすためのシンプルなものでしたが、なかなか出来がよかったため、空いている時間を開発に充てることにし、「WinContig」を本格的なソフトにしようと考えました。現在は、ユーザインタフェースと最適化アルゴリズムの改善を中心に開発を行っています。開発の背景にあったのは「ディスク全体ではなく、特定のファイルに的を絞った、毛色の変わったデフラグソフトを作りたい」という考えで、対象のファイルとしては例えば、OutlookのPSTファイルやデータベースファイルのような(大容量の)ものを想定していました。
「WinContig」では、ファイルを分析し、デフラグ済みファイル、連続ファイル、断片化ファイル、エラーにより分析できなかったファイルの数を表示します。頻繁にデフラグを実行するファイル/フォルダの設定はプロファイルとして保存しておくことができます。特定のファイルやフォルダ、あるいはファイルタイプを指定して、処理対象から除外することも可能です。
「WinContig」は、完全にフリーでポータブル、さらにはマルチリンガルに対応した、コンパクトなデフラグソフトです。私は常に「WinContig」の改善のために開発を行っており、ユーザの方のご意見・ご要望を採り入れたいと考えています。
(Marco D'Amato)