カスタマイズ自由度の高い“多機能デジタル印作成ソフト”。社内文書などで使用する日付印や認印などの印影を簡単に作ることができる。「eight判」は、任意の文字や時刻を追加したり、印影の外形や線の種類をカスタマイズしたりして、オリジナルのデジタル印を作成できるソフト。フォントや色、枠の大きさや太さ、位置なども、プレビューで確認しながら細かく調整できる。作成した印影はEMF(Enhanced Meta File)形式のファイルに出力できるほか、BMP/JPEG/PNGファイルに出力したり、直接、Excelに貼り付けたり、クリップボードへ転送したりすることが可能。Unicodeおよびマルチリンガルに対応する。
印影の形状は「楕円」「四角」「四角(角丸)」「四角(面取)」「菱形」「六角形」「ギザギザ」「十字型」「正多角形」から選択することが可能。文字種は「所属」「日付」「名前」がデフォルトで選択されているほか、「予備1」〜「予備4」、「時刻」「ID」「弧1」「弧2」「複数行」を指定することもできる。いずれも縦方向・横方向の微調整に対応し、「所属」「日付」「名前」と「予備1」〜「予備4」では、角度を指定したり、縦書きを選択したりすることが可能。「弧1」「弧2」は、楕円の円弧に沿って上と下に文字が配置されるようになっており、角度を指定すると円周上の位置を動かすことができる。
選択・指定できるオプションは、
- 印影全体の色
- 文字種ごとの色およびフォント
- 外形の大きさ(直径または縦横のサイズ)
- 中段の高さ
- 外枠や横線の太さ、線の種類、色
- 画像の指定および位置の調整
- 日付および書式
- 情報の埋め込み(会社名、所属、名前、ユーザ名、コンピュータ名、IPアドレス、MACアドレス、日時、パスワード)
- 外枠を二重線にする
- Excelへ貼り付け位置(シートおよびセル座標)
- 表示倍率、保存倍率
- ID情報
などと豊富。日付は、ポップアップ式のカレンダーで指定する。書式は、yyyy/mm/ddやyy/mm/ddといった西暦表示だけでなく、和暦(元号)表示のもの、曜日や月名が表示されるものなど、計28種類から選択することが可能。曜日と月名の表示方法も「ロケール」「日本語」「英語」から選択できるよう(デフォルトはロケール)。ID情報は「ID」「ユニークID」「MACアドレス」「IPアドレス」から使用するものを選択することが可能だ。設定はデフォルトで自動保存されるようになっているが、ユーザが任意に保存したり、読み込んだりすることも可能。配布アーカイブには、デート印、至急、認印の各データファイルが付属する。設定ファイルをコマンドラインのパラメータに指定すれば、クリップボードへデータを転送して自動終了する。
そのほか、ファイルやクリップボードへの出力時、Excelへの貼り付け時にパスワード認証を行うためのパスワードを設定することもできる。