シンプルなインタフェースをベースにした高機能画像ビューア。カスタマイズ自由度が高く、自分好みの操作環境にして使うことができる。「NeeView」は、見開き表示やフルスクリーン表示に対応し、指定フォルダ内の画像を“本のページをめくる”ような感覚で順に閲覧できる画像ビューア。見開き表示は右開きにも左開きにも対応。もちろん画像を一枚ずつ表示させることもできる。ショートカットキーやマウスジェスチャで操作したり、スライドショウで自動再生させたりすることも可能。ZIP/RAR/LZH/7Zアーカイブ(圧縮)ファイル内の画像も、フォルダ内画像と同様に閲覧できる。多重圧縮ファイルにも対応する。対応する画像形式はBMP/GIF/JPEG/PNG/TIFF/ICO。Susie Plug-inにも対応し、表示可能形式や対応アーカイブ形式を増やすことができる。WIC(Windows Imaging Component)にも対応する。
メイン画面は、画像表示エリアおよびタイトルバー、メインメニューをベースに、左側にはフォルダ一覧やフォルダ内ファイルの一覧、右側には画像情報、下部にはサムネイルリストなどを表示させることが可能。画面左側のパネルはフォルダ/ファイル一覧の代わりに、履歴リストやブックマークリストにすることもできる。各パネルを自動的に隠したり、タイトルバーを非表示にしたり、Webブラウザ風のアドレスバーを表示させたりすることも可能だ。
フルスクリーン表示では画像のみが表示されるが、マウスポインタをデスクトップ上端に近づければメニューとタイトルバーが、また左端や右端に近づければ、フォルダ/ファイル一覧や画像情報パネルが自動的に表示されるようになっている。
画像の表示方法は「オリジナルサイズ」「ウィンドウサイズに合わせる」「ウィンドウいっぱいに広げる」など、計7種類から選択することが可能。【Ctrl】キー+左ドラッグで拡大・縮小、【Shift】キー+左ドラッグで回転、【Alt】キー+左ドラッグで左右反転といった操作も行える(キー割り当てはカスタマイズできる)。画像上をドラッグすれば、表示範囲を動かすことができる。
画像の並び順はファイル名およびファイル日付の昇順・降順に加え、シャッフルを選択することも可能。1ページ表示/2ページ(見開き)表示や右開き/左開きを選択・指定したり、「サブフォルダ(内の画像)を読み込む」を指定したりもできる。
画像の切り替えは、マウスのクリックや左右のカーソルキーで行う。上下のカーソルキーは前後のフォルダへの移動となる。
フォルダリストではフォルダの削除やエクスプローラの起動、ファイルリストでは画像ファイルの削除が可能。画像のコピーや貼り付け、印刷、外部アプリケーションでのオープンなども可能だ。
設定画面は「全体設定」「表示設定」「画像操作」「外部連携」「履歴設定」「スライドショー」「Susie設定」「コマンド設定」「メニュー」の各タブ画面で構成される。「圧縮ファイルをサポートする」「アニメーションGIFを再生する」といった基本的な表示に関するものから、サムネイルやパネルなどの表示方法、外部アプリケーションやクリップボードとの連携、スライドショウの表示方法、Susie Plug-inの登録、ショートカットキーやマウスジェスチャの設定などまで、ユーザが設定できる項目は多岐にわたり、自分好みにカスタマイズできるようになっている。