見開き表示対応で、右開き/左開きの選択が可能な上、「最初や最後のページを単独の画像で表示させる」「横長の画像を2ページとみなす」といったオプションからもわかる通り、デジタル化された雑誌や書籍を閲覧するのに適した画像ビューアだ。コマンド名も「次の画像を表示」ではなく、ページを「進む」「戻る」という表記になっている。とはいえ、電子書籍リーダに特化しているというわけでもなく、WIC(Windows Imaging Component)に対応したことで、さまざまな形式の画像を読み込むことができる。代表的なカメラRAW形式にも対応し、撮影したショットを現像なしでチェックするといった使い方もできる。情報パネルには一部のExif情報も表示される。撮影日時やISO感度、シャッター速度、絞り値など、限られた情報ではあるが、画像と並べて同時に閲覧できるのは便利だ。
二次元CG画像を作成している絵師や画像のコレクターにとっては、古くからフリーの画像ビューアとして有名な「Susie」のプラグインを利用できるのも魅力だろう。
外観は極めてシンプルで画像の表示に徹しているが、アドレスバーを表示させるとファイルのパスが表示され、「進む」「戻る」ボタンも利用できるようになって、一気にWebブラウザっぽくなる。お気に入りフォルダのブックマーク登録は、このアドレスバーからしかできないらしい(★ボタンをクリックする)ので、ブックマークを使いたい人はこちらから操作しよう。
(福住 護)