レジストリ情報などの痕跡を残さずに“完全消去”できるアンインストール支援ソフト。2.0.0にバージョンアップし、64bit OSに完全対応した。「Revo Uninstaller Free」は、不要なファイルやレジストリエントリを残さずに、プログラムを“徹底的に”アンインストールできるソフト。8種類のクリーニングツールを搭載し、不要ファイルやブラウザ履歴・インターネット一時ファイルの削除、スタートアップの管理、ファイルの完全抹消なども行える。新バージョン「2.0.0」では、64bit Windowsに対応したほか、ユーザインタフェースの改善やハンターモードの改善なども図られた。
メイン画面のリストには、インストール済みアプリケーションの一覧が表示され、ファイルサイズやバージョン、インストール日時、メーカー名などを確認しながら、アンインストールしたいアイテムを選択できる。表示形式は、詳細(リスト)以外にもアイコンや一覧に切り替えることが可能だ。
ツールバーの下には検索ボックスが用意され、名前または会社名でアプリケーションを検索することが可能。インクリメンタルサーチに対応し、文字を入力するごとに検索結果が絞り込まれてゆく。
アンインストールを実行すると、システムの復元ポイントが作成されたのち、アプリケーション付属のアンインストーラが実行される。続いて「アンインストール後に残された項目がないか」をスキャンし、結果(ツリー形式のリスト)を確認した上で、不要な項目を削除できるようになっている。スキャン方法は、
- 【安全モード】アプリケーション付属のアンインストーラ(ビルトインモード)でスキャン後、追加でレジストリとハードディスクのスキャン(削除しても安全な項目)を実施
- 【標準モード】安全モードでスキャン後、追加でレジストリとハードディスクの拡張スキャン(アプリケーションで共通で使用される場所等)を実施
- 【完全モード】標準モードでスキャン後、追加でレジストリとハードディスクの完全スキャン(アプリケーションが残したと思われるすべての情報)を実施
から選択できる。アプリケーションリストでは、コンテキスト(右クリック)メニューを使って、関連するリンクやインストール先のフォルダを開いたり、該当するレジストリキーをレジストリエディタで表示させたりすることも可能。エクスポート機能では、すべてのアイテムのリストをテキスト形式またはHTML形式で出力・保存できる。
「ハンターモード」に切り替えると──デスクトップのアイコンやウィンドウ、クイック起動バーやタスクトレイのアイテムなどを認識し──現在、起動中のアプリケーションを直接、アンインストールしたり、プロセスの実行を停止させたり、自動起動を停止させたりすることが可能。「なんらかのアプリケーションに付属して、知らないうちにインストールされてしまった正体不明のプログラム」などを削除する場合に役立つ。
アンインストール機能のほかにも、
- スタートアップの管理
- 不要ファイルクリーナ
- Windowsツール
- ブラウザクリーナ
- Microsoft Officeクリーナ
- Windowsクリーナ
- 痕跡消去
- 完全削除
の8種類のツールを搭載。「Windowsツール」では「システムの復元」「タスクスケジューラ」など、Windows標準搭載の17種類の機能を呼び出せる。「ブラウザクリーナ」「Microsoft Officeクリーナ」「Windowsクリーナ」では、Webブラウザの閲覧履歴やキャッシュ、Cookie、Microsoft Officeのドキュメント履歴、Windows自体の履歴やごみ箱、一時ファイルなどを削除できる。「痕跡消去」は、ごみ箱から削除されただけで、実際にはまだ残っているデータをディスク上から完全に抹消して復元不能にすることが可能。「完全削除」では、ファイルの削除と同時にデータを上書きして復元不能にする。
オプションでは、アンインストーラの実行方法や削除対象外となるレジストリキー/フォルダの指定、「不要ファイルクリーナ」の消去対象ファイルや除外フォルダの指定などを行える。