エクスプローラの「送る」メニューやコマンドラインからも実行できる、使いやすい文字変換ソフト。文字コードの自動判定や、サブフォルダを対象に含めた一括処理も可能。「文字コード判定&変換ツール.NET」はその名の通り、テキストファイルで使用されている文字コードを自動判定し、ほかのコードに変換できるソフト。入力ファイルまたはフォルダ(に含まれるファイル)の文字コードや改行コード、BOMの有無を判定し、それぞれを任意に変換して保存できる。フォルダを指定した場合は、拡張子で対象をフィルタリングすることが可能。対応する文字コードはShift_JIS、JIS、EUC、Unicode、UTF-7、UTF-8。改行コードはCR、LF、CRLFに対応する。
メイン画面は、
- 入力(変換対象)ファイルまたはフォルダの指定エリア
- 出力(変換後)ファイルまたはフォルダの指定エリア
- テキストの内容を表示するビューア
の各エリアで構成され、入力(変換対象)ファイルまたはフォルダを指定すると「文字コード」「改行コード」「BOM有無」が自動判定される。自動判定のほか、ユーザが特定の文字コードを指定することも可能。再判定を行うためのボタンも用意されている。入力ファイルまたはフォルダの指定は、
- ダイアログでファイルを選択
- ダイアログでフォルダを選択
- ファイルまたはフォルダをメイン画面にドラッグ&ドロップ
のいずれかで行える。ファイルを指定した場合は、ビューアにテキストの内容が表示される。出力設定では、出力先のフォルダやファイル名に加え、文字コード・改行コード・BOM有無のそれぞれを任意に設定することが可能。入力側にフォルダを指定した場合は、「対象拡張子」「サブフォルダも対象」の二つのオプションも利用できる(入力側にフォルダを指定した場合は、ビューアには何も表示されない)。
メイン画面で指定した変換用設定は、コマンドライン文字列として出力することも可能。画面右下の「ツール」ボタンから「現在の設定でコマンドライン作成...」を実行すると、コマンドラインが記述されたメッセージボックスが現れる。表示内容をテキストエディタなどに貼り付けてバッチファイルとして保存すれば、同じコマンドを繰り返し実行できる。
「ツール」ボタンでは、エクスプローラの「送る」メニューにショートカットを作成することも可能。エクスプローラで選択したファイルの文字コード判定や変換をすばやく行えるようになる。