パソコンに搭載されたハードウェアの情報を確認するためのソフト。選択した項目の情報をリアルタイムで表示させることも可能。ベンチマーク機能も搭載する。「HWiNFO」は、パソコンに搭載されたハードウェアのさまざまな情報を取得し、わかりやすく一覧表示してくれるソフト。CPU、マザーボード、メモリ、ドライブ、拡張ポートなど、計10項目の詳細な情報を確認できる。テキストやHTMLなどの指定形式でハードウェア情報を出力させることも可能だ。
画面は、
- すべての情報を項目別に確認できる「メイン画面」
- 主要4項目を中心とした情報を確認できる「System Summary」
- CPU/ドライブの使用率や読み書き速度、温度などを確認できる「Sensors Status」
で構成される。「メイン画面」は、項目別のツリーと情報表示エリアとからなり、ツリーをたどりながら目的の情報を確認してゆく仕組み。確認できるのは、CPU、マザーボード、メモリ、拡張バス(スロット)、ビデオアダプタ、モニタ、ドライブ(ハードディスク、光学ディスクなど)、オーディオ、ネットワーク、拡張ポート(USB、シリアル、パラレルなど)の10項目。ノートパソコンでは、さらにバッテリー情報も表示される。レポート出力機能もあり、取得したハードウェア情報をファイル保存することができる。ファイル形式はTXT、CSV、XML、HTML、MHTMLおよび主要情報を画面表示し、クリップボードにコピーできるShort Text Reportから選択することが可能だ。「System Summary」では、CPU、GPU、メモリ、ドライブの4項目を中心にした情報がよりわかりやすく表示される。コンパクトな画面で主要なハードウェア情報を確認したいときに便利だ。
「Sensors Status」は、CPUやマザーボード、ハードディスクのセンサから情報を取得し、一覧表形式で表示する。確認できるのは、
- CPU・メモリ:電圧、動作クロック、使用率、温度など
- ハードディスク:使用率、読み書き速度、温度など
- ネットワーク:ダウンロード/アップロードしたデータ量および速度
といった情報。数値は刻々とリアルタイムに変化する。選択した詳細項目をグラフ表示させることも可能だ。さらに、システムのパフォーマンスを測定できるベンチマーク機能も備える。測定できるのは、CPU、メモリ、内蔵ハードディスク。全項目のほか、項目を限定して測定することも可能。より短時間で現在の処理速度を知ることができる。
32/64bit Windowsで動作する「HWiNFO32」、64bit Windows用の「HWiNFO64」に加え、DOS用「HWiNFO for DOS」がある。