現在および過去の通信状況をわかりやすいグラフやリストで確認できるネットワークモニタ。接続先を国旗アイコンで知ることもできる。「GlassWire Free」は、ネットワークの負荷をチェックしてトラブルの原因を追究したり、不正なアクセスを検知してセキュリティの向上に役立てたりできるモニタソフト。アプリケーションやサービスから新規のネットワーク接続(アクティビティ)が行われるとデスクトップ上にアラートが表示され、プログラム名や提供元などの詳細情報を確認したり、ウイルスチェックを実施したりすることが可能。ファイアウォール機能を利用して、不審な通信をブロックすることもできる。表示中のグラフを画像ファイルとして取り込み、Twitterで共有することも可能。過去の履歴は30日前まで遡れる。
リアルタイムで通信状況を監視し、グラフに表示する。グラフの表示範囲は「月」「週」「24時間」「3時間」「5分」に切り替えられるほか、スライダを使って任意に指定することも可能。グラフ表示を一時停止させることもでき、グラフ上の任意のポイントをクリックするとグラフの動きが止まり、その時点での通信量や動作中のサービス、通信相手のIPアドレスなどを確認できる。
アプリケーション/サービスが新たな接続を試みるなど、何らかの新規アクティビティが検知された場合は、グラフ上にマーカーが表示され、クリックで詳細な情報を確認できる仕組み。新たなアクティビティはタスクトレイアイコン、ポップアップメッセージなどでも通知される。過去のアクティビティの履歴を参照することも可能だ。
グラフは「すべて」「アプリ」「トラフィック」に切り替えることが可能。「アプリ」では、「System」や「Windowsサービスのホストプロセス」などを選択し、より詳しい内容を確認できる。「トラフィック」では、NetBIOSやDNS、HTTPといった通信の種別ごとのデータがわかるようになっている。
グラフにはスナップショット作成機能があり、画像ファイルを保存したり、Twitterに投稿したりもできる。
メイン画面は「グラフ」のほか、「ファイアウォール」「使用」「ネットワーク」「警告」の計五つのタブ画面で構成される。「ファイアウォール」では、アプリケーションごとの通信状況が表示されるほか、Windowsファイアウォールを制御して、通信をブロックすることも可能だ(ほかのファイアウォールを利用している場合は無効)。
「使用」に表示されるのは、通信状況の統計情報。「受信&送信」「受信のみ」「送信のみ」それぞれの通信量や、アプリケーション別、ホスト(通信相手)別、トラフィック(通信)タイプ別の通信量がわかる。
「警告」には、新たなネットワークアクティビティの検知などのイベントのログがリスト形式で表示される。
「ネットワーク」は、有料版でのみ有効な機能。ネットワークに接続されているデバイスのIPアドレスやMACアドレスなどを確認できる。
オプション設定でリモートサーバを登録しておくと、ネットワーク上のほかのマシンの通信状態をモニタできるようになる(サーバを登録した場合はローカマシンとサーバのモニタ画面を切り替えるためのタブ画面が追加される)。オプションではそのほかにも、履歴情報のクリア、グラフの表示色(テーマ)の選択、アラート(通知)設定のカスタマイズなどが可能。通知を一時的にOFFにしたり、収集したデータを履歴に残さないモードにしたりすることもできる。
日本語への切り替えは、タスクトレイアイコンの右クリックで表示されるメニューのLanguageで日本語を選択すればよい。