通信状況をリアルタイムで監視するモニタをベースにしながら、最長30日間にわたる履歴を確認することも可能。現在起こっている状況だけでなく、過去に発生したイベントや通信していた相手などもチェックできるのが特徴だ。タイムスケールを調整して気になるポイントを確認したら、マーカーのアイコンをクリックしてイベントの内容を確認できるほか、グラフをクリックすれば、そのときに動作していたアプリケーションや通信先のサーバ名、国名などまでが簡単にわかる。
やや地味だが興味深い機能にアイドルモードがある。パソコンが待機状態になっていた時間帯が色分け表示されるもので、ユーザが操作していなかった時間帯が色で明確になり、その間にどのような通信が行われていたかを把握しやすくなる。
リモートサーバを登録して監視するといったことも可能で(フリー版ではサーバひとつだけだが、有料版では複数を登録可能)、これらをうまく活用することで、ネットワークのセキュリティや安定性の改善に役立ちそうだ。
(福住 護)