現実と妄想(ゲーム)との行き来で物語が展開される“ちょっぴり下ネタありのおふざけ”恋愛アドベンチャー。正体不明のギャルゲーをプレイすることで、妄想と現実を行き来することに
「もよりの駅子さん」は、ロクに大学にも通わずに留年が決定し、絶賛引きこもり中の“真性クズ”の大学生を主人公にした短編恋愛アドベンチャー。想定プレイ時間は1ルート30分程度で、手軽にプレイできる。突然送られてきた謎のゲームをプレイすることにより、現実と妄想との間を行き来することになった主人公が迎える結末は……。
ゲームの主人公は、とある地方大学の三年生「新堂進(しんどう・すすむ)」。ロクに講義に出席せず、毎日をダラダラと過ごし、単位を落としまくっている名ばかりの大学生だった。その結果、見事に留年が決定。しかし、心を入れ替えるわけでもなく、むしろ唯一の楽しみ=「妄想」の世界に逃避してしまう。大学にもほとんど顔を出さなくなり、ついに引きこもり生活に突入する。
そんなある日、進のもとに送り主不明の宅配便が届く。中身は、ギャルゲーと思われるタイトルのゲームディスク。不審に思いながらもゲームを起動させると、強烈な頭痛で意識不明に。目覚めたときに進がいたのは、かわいい幼なじみの少女がパンツ丸出しで起こしに来たり、黒髪ツインテールのロリっぽい少女に抱きつかれたり、巨乳で生徒会長の完璧超人の先輩に声を掛けられたり……といった、妄想そのままの世界だった。
個性的な美少女揃いの攻略対象
「赤井もみじ(あかい・もみじ)」は、進の家の隣に住む一歳年下の幼なじみ。進と同じドキドキ学園の一年生で、まるで兄妹のように育てられてきた。進の両親が海外に行っている間の世話もまかされている。ちょっと生意気なところがあり、活発。同級生の「歌音」を溺愛している。
「高槻歌音(たかつき・かのん)」は、いつも元気いっぱいに走り回っているテンション高めの女の子。進のことが大好きで、姿を見るとあたりかまわず抱きついてくる。ただし、進以外の人間に対しては傲慢な態度をとったり、悪口を平気で口にしたりするところがあり、特に「もみじ」を毛嫌いしている。
「綺麗奈紫(きれいな・むらさき)」は、ドキドキ学園三年生で生徒会長。成績トップ、スポーツ万能の文武両道、才色兼備、スタイルは抜群。しかし、その高すぎるスペックゆえか、近寄りがたい雰囲気があって友達ができず、いつもひとりぼっち。一見クールだが、それはただ「話す友達がいない」だけ。偶然に知り合った進が唯一の気軽に話せる相手だ。
「最寄野駅子(もよりの・えきこ)」は、きれいに長く伸びた銀髪の謎の美少女。意味深な発言の多い、ミステリアスなクーデレ少女。
彼女たちが攻略対象で、BADエンドも含めて計6種類のエンディングが用意されている。