Windows 98風のインタフェースが特徴の、シンプルで使いやすいファイル検索ソフト。Windowsサーチおよびインデックスを使用しない。「PF File search」は、パソコンに保存されたファイル/フォルダをすばやく探し出すための検索ソフト。ファイル/フォルダ名の検索に加え、ファイルに記述された文字列を検索することも可能。AND/OR条件や正規表現にも対応。検索結果のリストからファイル/フォルダを開いたり、コピー・削除などのファイル操作を行ったりできる。エクスプローラのコンテキスト(右クリック)メニューに組み込むことも可能。
検索条件は「名前と場所」「日付」「その他」の三項目に分けて設定できる。
「名前と場所」では、「検索したい名前」「検索範囲とするフォルダ」「サブフォルダも検索範囲に含めるか」といった基本的な項目を設定できるほか、バイナリレベルで含まれる文字列を指定したり、文字コードを指定したりすることも可能。名前の指定にはワイルドカードも使用できる。AND/OR検索にも対応する。
「日付」では、指定した期間内に「変更されたファイル」「作成されたファイル」「アクセスされたファイル」のいずれかを条件として設定できる。検索対象の期間は「日付指定(開始日および終了日)」「過去×か月間」「過去×日間」から選べる。
「その他」では「ファイルの種類」「ファイルサイズの範囲」を指定することが可能。ファイルの種類では「すべてのファイルとフォルダ」「ファイル(のみ)」「フォルダ(のみ)」のほか、オフィス文書やテンプレート、DLL、アーカイブ(書庫)形式、各種メディアファイルなどの拡張子をドロップダウンリストから選択できる。
検索結果のリストには「名前」「場所」「更新日時」「作成日時」「アクセス日時」の各項目があり、各項目の要素を基準に検索結果を並べ替えられる。検索結果はファイルに保存でき、ファイルのダブルクリックで「PF File search」を起動したり、メイン画面上へのドラッグ&ドロップで設定を読み込ませたりできる。
検索オプションでは、
- 大文字と小文字の区別
- 空白を含める
- 正規表現を使用
- ハイパフォーマンスモード
- 並列処理
の有効/無効を選択できる。「空白を含める」を有効にした場合、ファイル/フォルダ名に使用できるすべての文字が検索可能になる。「ハイパフォーマンスモード」では、検索結果を逐一表示せず、処理終了後にまとめて表示される。「並列処理」では、マルチコアCPUを利用してドライブ(ボリューム)ごとに並列で検索する(物理ドライブをパーティションで分割している場合は、逆にパフォーマンスの低下を招いたり、過大な負荷がかかったりする可能性もあるという)。