デジカメ写真や動画をカテゴリ別や日付順に整理したり、オリジナルアルバムを作成したりできる画像管理ソフト。グラフィックカードの機能を活かし、なめらかな画像表示を実現する。「Pictomio」は、デジカメ写真や動画の閲覧・管理を快適に行えるグラフィックマネージャ。3ペイン構成の画面をベースに各ペインに複数のタブ画面が用意され、用途に応じて、ファイルの管理・表示方法を切り替えられる。パソコンの3Dグラフィック機能を利用するため、フォルダにフォーカスしたときやフォルダ上でマウスポインタを動かした際には、アイコンがアニメーション表示される。ジオタグを使ったトリップ機能、オンラインアルバムやSNSとの連携機能など、多彩な機能を備える。
ビューア部では「サムネイル」「フィルムストリップ」「シングルイメージ」「回転木馬」「マップ」の計5種類から表示方法を選択できる。「フィルムストリップ」は、画面上部のサムネイル一覧(フィルムストリップ)と、下部のビューアからなる構成。ビューア部でマウスでポイントすると、操作コンソールがオーバーレイ表示され、
- 前後の画像への移動
- 表示倍率の変更
- 画像上へのタグ(付箋のようなもの)の書き込み
- アノテーション(注釈)の入力
- ヒストグラムの表示
などを行うことができる。「回転木馬」は3Dカルーセル。メインとなる画像を大きく、前後の画像はやや小さく配置され、回転木馬のようにぐるぐると回りながら、立体的にアニメーション表示する。簡易スライドショウとしても利用できる。アニメーションの表示方法はガウシアンカーブ、フラットパレード、メガズームから選択することが可能だ。
「マップ」では、撮影情報をもとに、Googleマップ上にGEOカーソルのアイコンや写真の縮小イメージなどを表示させることができる。
さらにメイン画面右端では、
- ファイル名やパス、ファイルサイズといった基本情報のほか、レートやカテゴリ、タグなど、ユーザが割り当てた情報を確認できる「イメージの情報」
- 目的の画像にすばやくアクセスするためのパネル「アルバムカテゴリ」
- 画像ファイルに埋め込まれたメタ情報の確認と編集・削除を行える「メタデータ」
- 「Pictomio」が作成するメディアデータベース内のファイル数やサムネイルの数などの情報を確認できる「インデックスの状態」
の4種類のフライアウト型パネルを表示させることも可能だ。ビューア部で閲覧中のファイルに対しては、レートやカラーマーカーを設定したり、カテゴリやアルバム、お気に入りに登録したりすることが可能。ファイルのコピー、削除、リネーム、ロスレス回転、印刷なども行える。
「pictoGEO」アドオンを組み込めば、ジオタグの編集機能や3Dトリップ機能を利用することも可能。3Dトリップはジオタグの座標と経過時間を組み合わせることで、旅行のルートをマップ上に再現する。
そのほか、Picasa、Photobucket、locr、Facebook、Flickr、ImageShackの各サービスとの間でアップロード/ダウンロードを行えるファイル共有機能、スライドショウ表示機能などを備える。