はじめてでも直感的に使える、シンプルな宛名印刷ソフト。基本的な操作はキーボードだけでスピーディに行える。「二刀流宛名印刷」は、はがきや封筒の宛名印刷をできるだけ少ない手間で行えるよう工夫されたソフト。特徴は「ビジネス」「プライベート」の二つが用意され、個別に管理する住所録。用途に応じた項目だけが表示され、効率的に作業を進めることができる。さらに、インクリメンタルサーチに対応した強力な宛先検索、住所と郵便番号の相互検索、敬称の自動取得など、便利な機能を数多く搭載。用紙は、はがきサイズのほか、長形3号〜4号、角形2号〜8号、洋形2号〜3号の封筒サイズにも対応する。
画面構成はビジネス住所録、プライベート住所録ともにほぼ共通。「一覧」「カード」の2種類の表示方法があり、「カード画面でデータを登録し、一覧画面で閲覧したり、編集を加えたりする」のが基本的な使い方。差出人は「差出人マスタ」に最大5人までを登録することが可能で、印刷時に選択できる。
プライベート住所録では宛先のほか、家族名(連名)を最大5人まで登録できる。敬称は名前ごとに個別に設定できるようになっている。一方、ビジネス住所録では、宛先に名前のほか、部署・役職・担当を登録することが可能。そのほかにも登録項目として住所(郵便番号、住所)、連絡先(電話番号、FAX、メールアドレス、メモ)がある。
宛名のグループ化機能もある。例えば、プライベート住所録では親戚、友人、近所、学校、またビジネス住所録では外注先、仕入先、得意先といったように、ユーザが任意に設定できる。作成したグループは一覧画面上のタブに表示され、ワンクリックで特定グループのレコードだけを抽出することが可能。リスト上部には検索ボックスが配置され、一文字入力するごとに絞り込まれるインクリメントサーチにより、目的の宛名をスピーディに呼び出せる。
印刷機能には「個別宛名印刷」「まとめて宛名印刷」の2種類の方法が用意されている。「個別宛名印刷」では、住所録から名前で住所をインクリメンタル検索し、抽出した宛名を印刷できる。「まとめて宛名印刷」では「住所録で選択したデータ」「チェックマーク(○印)をつけたデータ」「すべてのデータ」を対象に、同じ用紙、同じ条件で連続印刷することが可能だ。
印刷画面では、選択した宛名をプレビューで確認できる。プレビュー上で郵便番号、住所、宛先をドラッグ&ドロップすることにより、位置を移動させることが可能。フォントは、宛先と差出人、郵便番号、スタンプで個別に設定することが可能だ。
はがきや封筒に赤字のスタンプを印刷することもできる。「速達」「親展」「簡易書留」「見積書在中」などのスタンプが標準で用意され、用途に応じてユーザが任意に追加することもできる。スタンプの押印位置も、印刷プレビュー上のドラッグ操作で移動させることが可能だ。
そのほかにも、
- 住所・郵便番号の双方向検索による自動入力
- フリガナの自動入力(別途、Microsoft Excelが必要)
- 住所録のインポート/エクスポート(CSV形式)
といった機能を備える。