四則演算の基本的な考え方を視覚的に学べるソフト。計算の順序による結果の違いや、筆算の方法なども段階的に学習できる。「ゴマフ犬のけいさんきでさんすう」は、イヌとネコのアイコンを使い、四則演算の考え方を視覚的にわかりやすく解説してくれるCAIソフト。小さな子どもにも親しみやすいよう、説明文には漢字を使わず、ひらがなとカタカナで表記。アイコンの動きに応じてイヌとネコの鳴き声が流れる(OFFにすることも可能)。デスクトップアプリ版のほかにストアアプリ版も公開されている。
メニュー画面には大型のボタンが横スクロール式で並び、クリックで各機能を呼び出せる。ツールバーにはWebブラウザの「戻る」「進む」に似た矢印のボタンが用意され、メニュー画面へ戻ったり、直前に使用していた機能をもう一度呼び出したりできる。メニュー画面で選択できるのは、
- 足し算 引き算の説明
- 足し算 引き算の計算機
- 足し算 引き算の計算機の使い方
- 掛け算の説明
- 掛け算の計算機(要ユーザ登録)
- 掛け算の計算機の使い方
- 割り算の説明
- 割り算の計算機(要ユーザ登録)
- 割り算の計算機の使い方
といった項目(実際の表記はすべてひらがな)。「足し算 引き算の説明」「掛け算の説明」「割り算の説明」で計算法の概念が説明され、「足し算 引き算の計算機」「掛け算の計算機」「割り算の計算機」では、計算機を使ってさまざまな計算を体験できる。「足し算 引き算の計算機の使い方」「掛け算の計算機の使い方」「割り算の計算機の使い方」では、計算機の使い方が説明される、という構成になっている。例えば「足し算 引き算の計算機」では、足される数、足す数の2グループに分けられたマトリクスがあり、ボタンをクリックして数字をセットしてから「=」ボタンをクリックすると、その数に応じてマトリクス上にイヌとネコのアイコンが現れる。さらに「つぎへ」ボタンをクリックしてゆくと、計算の手順が対話形式で説明され、アイコンが増減して、計算結果が得られるようになっている。
「+」または「−」のボタンをクリックすることで足し算、引き算のどちらを行うかを選ぶことができ、式の部分をクリックすることにより、あらかじめ登録されている問題がランダムに出題される。
さらに付録として、
- 足し算の順番
- 引き算の順番
- 足し算の筆算
- 引き算の筆算
- 掛け算の順番(要ユーザ登録)
- 掛け算の筆算(要ユーザ登録)
- 割り算の順番(要ユーザ登録)
- 割り算の筆算(要ユーザ登録)
といった項目も用意されている。これらの機能では、計算の順序によって結果が変わる場合があることや、計算順序をカッコを使って記述できること、筆算での計算方法などについて学ぶことができる。