ソフトを開発しようと思った動機、背景
「算数の簡単な計算は暗記すればよい」ということがよく言われると思うのですが、私自身はよくブロックなどのイメージを使って頭の中で計算しております。一見、原始的な方法のようですが、そうすることで、いろいろな計算の法則だったり、それぞれの演算の関係などもわかりやすくなると思うのです。例えば、10進数の計算を2進数の計算にしたとたんにわからなくなる人もいると思います。でも、10で区切るか2で区切るかの違いでしかないので、原始的なイメージがしっかりしていれば、そこにあまり障壁は感じないと思うのです。
そこで、計算をブロックなどのイメージで示した映像の教材があればよいのではないかと思い、アプリケーションの形で作ることにしました。
開発に苦労した点
基本的には、私自身が、計算の際に頭の中でイメージしていることをもとに作ったのですが、どのようにしたらその感覚が無理なく伝わるのかという点には苦労いたしました。
そのためのひとつの工夫として、本アプリケーションでは、単純な色付きのブロックではなく、動物などのブロックを使ってイメージを表現しております。単純に可愛いからとかではなく(笑)、「赤いブロック」とかいうより、「イヌ」といった方がわかりやすいと思うからです。
そして、注目してほしいブロックがあった場合には、ブロックの背景や動物の表情を変えるだけなら、もともとどのブロックであったかがわかりやすいと思うからです。
そのほかでは、イメージすることの効果を実感できた方がよいと思い、そのためにはどうするかという点にも苦労いたしました。そこで、本アプリケーションでは付録として、イメージを利用した、それぞれの計算の順番や筆算の解説を付けました。
ユーザにお勧めする使い方
お勧めする使い方は、このアプリケーションがなくても、自分でイメージして計算できるようになることを目標にすればよいのではないかと思います。つまり、「こんなアプリケーションなんて不要だ!」と思えるようになればいいのかなと思います。
ただ、特に、このアプリケーションで示されているように計算しなければいけないわけでもなく(私自身もそのときによって違う)、人によって向き不向きがあるでしょうから、自分に合った使い方を見つけられればよいのではないかと思います。
今後のバージョンアップ予定
バージョンアップについての明確な予定はございませんが、ご要望があれば検討したいと思います。
(ゴマフ犬)