「飽きっぽい小学一年生の女の子が、夏休みの間だけお裁縫屋さんを開く」という設定の“ほのぼのお店経営シミュレーション”ゲーム。大財閥のお嬢様・絹代ちゃんは夏休みにお店を経営しようと思い立つ
「絹代ちゃんのお裁縫屋さん」は、小学一年生の主人公が夏休みの自由研究としてお裁縫屋さんを経営するシミュレーションゲーム。お裁縫の腕を磨き、商品を少しずつ増やしながら、のんびりまったりとお客さんが来るのを待つ。ただし主人公は飽きっぽく、あまりに暇すぎるとやる気をなくして、途中で放り出してしまう。主人公のやる気を失わせないように注意しながらプレイしよう。クリア時間は1周2時間程度。用意されたエンディングは計7種類。
ゲームの主人公「絹代」は、小学一年生で大財閥のお嬢様。両親から溺愛され、どんなわがままを言っても叶えてくれる。そんな絹代が、夏休みの自由研究課題にお裁縫屋さんを開くことを思いついたところから物語ははじまる。
小学1年生の女の子のお店経営という無茶な要求を、母親は気軽に受け入れ、準備を整えてしまう。かくして「絹代ちゃんのお裁縫屋さん」が開店。しかし、絹代はとても飽きっぽい。お店が暇すぎたり、評判が悪くなったりすると、すぐにお店をやめてしまう。勉強が大嫌いで本を読むのも苦手なため、レシピ本も自分で読むことはできない。果たして絹代は夏休み最後の日までお店を続けることができるだろうか……?
登場するキャラはいずれも個性的で楽しく、かわいらしい
「麻川(あさかわ)」は、絹代の子守役でツッコミ役の9歳の少年。両親が絹代のお屋敷に住み込みで働いていることもあり、絹代になつかれている。真面目で頭もよい。絹代に簡単な裁縫のレシピを教えたり、絹代が買ってきたレシピ本を読んで、作り方を教えたりする。絹代のやる気が減少したとき、麻川の作ったお菓子を食べることでやる気が少し回復するなど、重要な役割を担っている。
「餡子(あんこ)」は、老舗和菓子屋のお嬢さんで、絹代とは幼稚舎からのクラスメイト。普段から和服を着こなし、お婆さんの作った小物を身に携えている。絹代が小物に興味を持つと、お婆さんから作り方を習ってきてくれる。
「マヒロ」は、近所にある孤児院の少女で、たまにお店にやって来る。お店に在庫がなくても怒って帰ったりせず、注文して三日後に受け取りに来てくれるお得意様だ。
「お母様」は、絹代が大好きで、絹代のためなら何でもしようとする、大財閥の奥様。世間離れしており、常識に欠けたところがある。
「針山(はりやま)」は、絹代の執事。針山の入れるお茶を飲むと、絹代の疲労が少し回復する。
レシピを入手し、人気商品の在庫を切らさないように揃えよう
シンプルなお店経営シミュレーションで、絹代がミシンを使って商品を作り、お店でそれを売る。絹代が作れるのは、最初は「ランチョンマット」のみ。レシピ本を手に入れたり、麻川や餡子からレシピを教わったりすることで、少しずつ作れるものが増えてゆく。レシピ本や裁縫の材料は「シンプル」「サキソニー」といった手芸店で購入できる。
絹代が店で何もしていないと、時折お客さんがやって来る。目的の商品があると購入しようとし、目的の商品がないと怒って帰ってしまう。値札がないため、お客さんが購入希望額を提示してくる。絹代がその値段で了承すると売買が成立し、拒否するとお客さんは怒って帰る。お客さんが怒って帰ると店の人気度が−1され、売買が成立すると+1される。
絹代は、お店でお客さんを待つほか、麻川のお部屋や絹代のお部屋、そして手芸店に出かけることができる。麻川のお部屋ではレシピを増やしたり、やる気を回復させたりすることができ、絹代のお部屋では疲労度を回復させることができる。