キーボードのテンキーでマウス操作を行えるようにするソフト。カーソル移動量を調整することも可能で、二段階の速度でカーソルをコントロールできる。「NeatMouse」は、カーソルの移動やクリックといったマウスの操作を、テンキーで行えるようにするエミュレーションソフト。起動後はタスクトレイに常駐し、アクティベーションキー(標準では【ScrollLock】)の押下で、マウスエミュレーションが有効になる。エミュレートのON/OFFはアクティベーションキーで簡単に切り替えられる。
カーソルの移動は、テンキーの【5】を中心とした周囲の数字キーに割り当てられている。上方向が【8】、下が【2】、左が【4】、右が【6】といった具合。斜め方向の移動も可能で、左斜め上が【7】、左斜め下が【1】、右斜め上が【9】、右斜め下が【3】となっている。動かしたい方向のキーを押下すればよく、直感的にマウスをコントロールできる。
クリックや画面のスクロールの操作も、
- クリック:左ボタン【0】、右ボタン【Enter】、中ボタン【5】
- スクロール:上方向【/】、下方向【*】
と、テンキーで操作することが可能だ。あらかじめ設定されたキーの割り当ては、ユーザの好みでカスタマイズすることが可能。カーソルの移動量(速度)は、「標準」と「特殊キーの同時押下時」の2種類を個別に設定でき、特殊キーに何を使うか(【Ctrl】/【Shift】/【Alt】)も環境や好みでユーザが選択・設定できるようになっている。
そのほかにも、
- エミュレートがONのとき、カーソル横に小さなアイコンを表示
- 最小化で起動
- 起動時にエミュレートをON
といった設定項目がある。設定は複数のセットを登録しておくことが可能で、切り替えて利用できる。