ソフトを開発しようと思った動機、背景
「NeatMouse」は当初、ノートパソコンのタッチパッドや充電切れのワイヤレスマウスを代替するものとして開発されました。しかし、時が経つにつれ、「NeatMouse」がほかのシチュエーションでも有用であることをユーザに気づかされることになります。例えばデザイン用のアプリケーションを使用しているときにpixel単位の精度が重要だったり、障碍を持たれた方に有用だったりといったことです。実際のところ、「NeatMouse」のこうした新しい使い方が、私たちの開発動機にもなっています。開発中に苦労した点
ソフトウェア開発における難しさは「いかにバランスを取るか」にあります。「NeatMouse」に関しては「機能性・カスタマイズ性と使いやすさとのバランスをどこで取るのか」です。実際、ユーザからの機能に対する膨大な要求がプログラムを巨大化させてしまうこともあります。現時点では、「NeatMouse」を軽量・高速なソフトとして維持できていますが(実行ファイルのサイズとメモリ使用量を見てください)、インタフェースは多少、複雑になってきています。この点がさしあたっての私たちの課題となっています。
ユーザにお勧めする使い方
特に言うべきことはありません。標準またはポータブル版をインストールし、好みでキーバインドを再割り当てし、使いはじめるだけです! 「NeatMouse」をWindowsの起動時に起動させるオプションは忘れずにONにしてください。エミュレーションが稼働していることを示す、マウス近くに表示される小さなマウスアイコンは表示/非表示を選択できます。
今後のバージョンアップ予定
「NeatMouse」の方向性は大きくユーザに依存しています。だからフィードバックを送ることを躊躇しないでください。今後のバージョンでは、複数ボタンの同時押下処理の改善、実際のマウスカーソルの速度の実現、簡略化された方法でのWindowsインタフェースの取り扱いを行いたいと考えています。
(Neat Decisions)