マルチモニタ環境での作業を効率的にしてくれるソフト。モニタ間のマウスカーソル移動制限をはじめ、多彩な機能を備える。「Multi Monitor Extension」は、2台以上のモニタが接続されたマルチモニタ環境において便利な機能を提供してくれるソフト。モニタ間のマウスカーソル移動を制限できるほか、特定のウィンドウをほかのモニタへ瞬時に移動させたり、ウィンドウのモニタ間移動にマウスカーソルを追随させたりなど、さまざまな機能を利用できる。
起動するとタスクトレイに常駐し、マウスカーソルやウィンドウに対してさまざまな操作を行えるようになる。
●モニタ間のマウスカーソル移動を制限する
モニタ間のマウスカーソルの移動を制限し、特定のキーを押している間だけ制限が解除される(移動が可能になる)。制限を解除するキーは【Shift】/【Ctrl】/【Alt】から選択できる(左/右いずれかの指定も可能)。
●ウィンドウのワープ機能を使用する
指定した別のモニタや指定位置にウィンドウを移動させる。(1)移動させたいウィンドウを「2回以上同じキーの入力」または「マウスクリック」で選択し、(2)移動先のモニタ番号を【1】〜【9】の数字キーで指定するという2ステップで操作する。(2)の操作では、特殊キーやカーソルキーを用いることで、移動先のモニタ上での表示位置を指定することも可能だ。
- 【Shift】+【1】〜【9】:移動先モニタの左半分へ移動
- 【Ctrl】+【1】〜【9】:移動先モニタの右半分へ移動
- 【↑】/【↓】/【←】/【→】:現在のモニタの上/下/左/右半分へ移動
●アクティブウィンドウに合わせて、マウスカーソルを移動させる
ワープで移動するウィンドウにマウスカーソルを追随させる。【Alt】+【Esc】キーによるウィンドウ切り替え時にも同様に移動する。ウィンドウに対するオプションは、
- すべてのウィンドウを指定したモニタに集める
- 2台のモニタ上のウィンドウを入れ替える
- アクティブウィンドウ以外を最小化する
など、計10種類以上が用意され、利用したい機能とホットキーとを登録することで利用できるようになる。設定により、特定のウィンドウを操作の対象外にすることも可能。除外するウィンドウは、実行ファイル(プログラム)または個別ウィンドウごとに指定できる。
そのほか、
- ウィンドウがモニタの四辺から一定の距離に近づいたとき、自動的に端に引き寄せる機能
- モニタごとに別々の壁紙を設定する機能
なども備える。壁紙として使用できるのはJPEG/GIF/PNG形式の画像。フォトフレーム機能もあり、デスクトップの任意の位置に画像を表示させることができる(壁紙設定を有効にする必要がある)。