複数台のモニタを同時に接続して使用するマルチモニタ環境は、デスクトップが物理的に広くなるので、たくさんのウィンドウを同時に使いたいときなどには便利だが、その半面、マウスカーソルやウィンドウの移動距離が長くなったり、マウスカーソルが知らないうちに別のモニタに飛んでしまって見失いやすかったりといった弱点も抱えている。こうした問題を解決してくれるのが「Multi Monitor Extension」が。まず、モニタ間の移動を制限することで、マウスカーソルの“見失い”を防げる。また、ワープ機能を利用すれば、ウィンドウを長い距離ドラッグする手間を省くことができる。
カスタマイズ性に優れている点もポイント。例えばワープでは、対象ウィンドウの指定に使用するキーを【Shift】/【Ctrl】/【Alt】から選択できる(左/右の指定も可能)上、タイプ回数(2回〜5回)を指定することも可能。マウス操作では、右/中央のいずれかのボタンを選択できる。
マルチモニタ関連とは別におもしろいのが、画像をデスクトップ上の好きな位置に貼り付けられるフォトフレーム機能。画像は「枠」部分のドラッグによってデスクトップ上で任意のサイズに拡大・縮小することが可能。複数の画像を重ねて貼り付けることもできるので、壁紙上で“簡易コラージュ”を作成することもできそうだ。画像の貼り付けが完了すると、壁紙と“一体”となり、「デスクトップの背景」の「マイテーマ」に自動登録される。
(坂下 凡平)