Windowsの設定を最適化し、パフォーマンスや安定性を向上させるチューニングソフト。法人向けのメンテナンスサービスで蓄積されたノウハウをもとに開発された。「MATSUKAZE-TUNE」は、不要な設定の見直しやファイルの削除により、Windowsの動作速度や安定性を向上させる最適化ソフト。不要なアプリケーションのアンインストール、スタートアップ項目の停止、セキュリティ対策ソフトの完全アンインストールなどの機能も搭載。インストール直後に自動実行される「システムマッチング」だけで基本的な設定は終了する。より細かな設定を行いたい場合は、メイン画面上のツールを利用する仕組み。
メイン画面から利用できるツールは、
- Windowsの動作設定の最適化(オートチューニング・メンテナンス)
- スタートアップ項目の選択
- アンインストール支援
- CPU優先度の設定
- Windows設定の最適化
- セキュリティ対策ソフトの干渉解決
の6グループに大きく分けられている。ウィザード風に順に作業を進めることもできるし、任意に選択したものだけを実行してもよい。「Windowsの動作設定の最適化(多くの最適化項目を選択してパフォーマンスを最大化します)」では、不要なレジストリ項目や一時ファイルのクリーンナップ、JavaやAdobe Readerなどの自動アップデートに関する設定、Webブラウザの履歴/Cookie/アドオンなどの削除、動作速度を低下させる常駐サービスの停止などを行える。
「スタートアップ項目の選択(Windows起動時に自動起動するプログラムを厳選し、パフォーマンスを改善します)」では、スタートアップ項目ごとに、推奨設定と無効にした場合の影響に関する説明が表示され、それらを参考にして無効化するかどうかを選べる。
「アンインストール支援(Windowsの安定動作を阻害しているプログラムのアンインストールを支援します)」は、パフォーマンスに影響のあるプログラムの一覧が表示され、削除できる機能。
「CPU優先度の設定(よく使うプログラムに対するCPU優先度を高めることで作業効率を向上させます)」では、プログラムの実行優先度を五段階から選択できる。
「Windows設定の最適化(Windows標準機能の設定で高速化が可能な項目を表示します)」では、ユーザアカウント制御、電源の制御、不要なプリンタの削除の三項目の設定を支援してくれる。
「セキュリティ対策ソフトの干渉解決(導入履歴のあるセキュリティソフトを完全に消去し、システムへの干渉を止めます)」は、ウイルス対策ソフトをはじめとしたセキュリティ対策ソフトを完全にアンインストールするための補助機能。代表的なソフトは、各ベンダーから提供されているアンインストーラへのリンクがあり、クリックするとアンインストーラをダウンロードできる。
最適化を実行する前には自動的に設定が保存され、万一トラブルが発生した場合でも、ロールバック機能を使って任意の時点に戻すことができる。