ハードディスク/SSDの内容を別のディスクに丸ごとコピーして起動可能にする“ハードディスク/SSD入れ替え”ソフト。2TB以上の大容量ハードディスク(GPTディスク)にも対応する。「ファイナルハードディスク入れ替え 14 plus」は、Windowsのシステムがインストールされているハードディスク/SSDを、新しい別のハードディスク/SSDにコピーできるバックアップソフト。コピーされたディスクにはシステムの起動に必要な情報がセットされ、パソコンに接続するだけでWindowsが起動する。フォルダ単位のコピー除外機能を備え、不要なデータを除外してからコピーできるほか、コピー先ディスクのパーティションサイズを変更したり、パーティションを作成したりすることも可能。セクタコピーにも対応する。
使い方は簡単。現在使用中のパソコンに、コピー先となる新しいハードディスク/SSDを接続する。コピー先のディスク容量がコピー元より小さくても、必要なファイルを格納できるものであれば、使用することが可能。ハードディスクをSSDに入れ替えるのに利用できる。
対応するインタフェースはIDE、SATA、eSATA、USB、IEEE 1394、SCSI、PCMCIA。コピー時には、コピー元/コピー先が同一インタフェースである必要はない(コピー後には、コピー元と入れ替えるため、同じインタフェースを備えている必要がある)。
コピー先ディスクの接続後に「ファイナルハードディスク入れ替え 14 plus」を起動する。パソコンにインストールしておく必要はなく、Windows上から実行ファイルを直接、起動して利用することが可能。CD/USBブートにも対応し、CD/USBから起動させて使うこともできる。
起動すると、コピー元ディスクの使用量から、コピー可能なハードディスク/SSDが自動的に検索される。コピー元が複数のパーティションに分割されている場合は、コピー先も同じ比率でパーティション分割が行われる。必要に応じて、ユーザが手動でパーティションサイズを変更することも可能だ。
一部のメーカー製パソコンでは、システムディスク内にリカバリ用として「隠しパーティション」が設けられている場合がある。通常、これらのパーティションは不可視で、無視してコピーするとパソコンが起動しなくなることがある。「ファイナルハードディスク入れ替え 14 plus」では、隠しパーティションも含むシステムディスクをコピーすることが可能。パソコンが起動不能になるといった問題もおきない。
前バージョンから対応している4KB/セクタの「アドバンスドフォーマット」に加え、バージョン「14」では、GPTディスクにも新たに対応。2TB以上の大容量ディスクも利用できる。さらに、セクタ単位のコピーも可能で、Windows以外のファイルシステムが使われているパーティションでもコピーできる。
コピーが終了したら、コピー元のハードディスク/SSDを取り外し、新しい(コピー先の)ハードディスク/SSDを同じ場所に接続すれば、Windowsが起動する。非常に手軽にパソコンをパワーアップできる。