電子地図においては、年々オンライン型の地図が活躍しており、便利に使われてきており、オフライン型の地図が苦戦しているのが現状です。ですが、スマホ(Android端末)におけるオンライン型の地図は「バッテリーの持ちが悪い」「通信環境に左右される」などの声もよく聞くようになり、「オンラインでもオフラインでも役に立ち、そしてシンプルに使えるスマホ対応(Android版)の地図ソフトがあってもよいのではないか」と思い、開発に着手しました。通信混雑時でも、通信圏外でも不足なく使用できるようにしています。
テーマは、
- オフラインで活用でき、オンラインでさらに情報の内容を確認できる
こと。パソコンでのデータ収集機能、シミュレーション機能を生かし、その結果をスマホに格納し、いつでも、どこでもシンプルに活用でき、スマホに表示する情報にURLを格納すれば、オンラインでより詳細な情報も見ることができることを目的としました。- 【日常を安心、安全、楽しく活用するために】
- ・当社の持つガイド情報、季節情報などをパソコンで収集し、スマホへ
- ・シミュレーション機能でルートを確定し、スマホへ
- ・登山などで道に迷ったときや目的地までの確認に
- ・「いざというとき」の避難場所の確認などに
- 【仕事では】
- ・会社の顧客データをパソコンで管理し、外出時にはスマホで効率のよい訪問に
- ・顧客の詳細情報を確認するため、通信を使って、格納されているURLへ
バッテリーの負担を軽くするため、オンライン型地図とオフライン型地図での電池使用量のテストをフィールドでテストしたり、電波環境の悪い登山でテストしたりしました。また、Android端末はメーカーにより、メモリ管理状況、GPS特性に若干の違いがあり、さらに外での地図の見やすさなどに苦戦した時期もありました。パソコンでは落ち着いていろいろなことができますが、スマホではシンプルに軽快に、生き生きと活用できることを目指しております。これからも、シンプルさのなかに、ご利用される方々に「これは!」と思われるスパイスを加味してゆきたいと思っております。
((株)昭文社)