キャラクタが表情を変えたり、感情を表現したりする、女の子型のチャットボット。「人工無脳エクサ」は、パソコン上のキャラクタとテキストでの会話を楽しめる人工無脳ソフト。会話の内容に合わせて、キャラクタの女の子(エクサ)の表情が変化する。会話能力を上げるための学習機能も備える。
会話を楽しむには、
- ユーザが自分の名前を決め、画面下部の名前欄に入力
- キャラクタの名前(「エクサ」以外の名前も使うことができる)を入力
という手順を踏む。最初に決めたユーザの名前が「マスター」になる。その後、名前と発言を入力すると、キャラクタからお返事をいただける(会話がはじまる)仕組み。会話では「マスター」以外の名前で発言することもできる(「マスター」以外の名前を定義する必要はない)。大きな特徴は、会話の内容によって「エクサ」の表情が変化すること。「普通」の表情に加え、「楽しい」「あきれ」「悲しい」「怒り」「テレ」など、計13種類の表情がある。さらに「エクサ」は、「こころパラメータ」によって感情をコントロールする。こころパラメータは画面上部に数字で表示され、会話の中で誉めると上がり、いじめると下がるようになっている。
「人工無脳エクサ」では、「エクサ」に言葉を教えて、会話の能力を上げることができる。学習は、配布アーカイブに同梱されている「人工無脳エクサ学習ツール」で行う。人工無脳エクサ学習ツールでは、「人工無脳エクサ」が利用する辞書に「キーワード」「発言」「好感度パラメータ」「表情」を登録することが可能。辞書はテキストファイルになっており、ツールを使わずにテキストエディタなどで編集することもできる。
辞書登録による学習機能のほかにも、簡易学習機能を搭載する。会話の中に意味のわからない単語があった場合、「エクサ」がその意味を尋ね、記憶する。ただし、簡易学習機能では辞書でなく、ログを使った記憶。古いものから順に削除される。また「エクサ」の発言は、意味を教えたユーザに対してのみ行われる。