SSDの“健康診断”や“寿命”の予測、S.M.A.R.T.(Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology)情報の確認などを行えるユーティリティ。「SSDLife Pro」は、大容量不揮発性メモリで構成されたディスク装置「SSD(Solid State Drive)」の状態をチェックし、故障の可能性などを事前に警告してくれるSSD用ユーティリティ。使用期間や書き込み量などの状態からエラーの可能性を事前に把握することでき、データ損失の防止などにつなげることができる。複数のSSDをチェックしたり、バックグラウンドでチェックしたりすることも可能。スケジュール機能で定期的に健康状態を確認することもできる。
メイン画面は、SSDのドライブごとにタブが設けられるダイアログ風のデザイン。例えば2台のSSDが接続されている場合は、画面内には2枚のタブが表示され、1台の場合はタブは1枚となる。
各タブ画面では、(現在選択されている)SSDの健康状態や予測寿命が表示され、「そのまま安心して使えるかどうか」がひと目でわかる。さらにSSDの基本情報として、外観の画像やメーカーのロゴ、型番、ファームウェアのバージョン、総容量と空き容量、稼働時間、「トリム」機能対応の有無なども確認できるようになっている。
健康状態は、SSDの基本情報や使用時間、S.M.A.R.T.情報などから、「SSDlife Pro」が独自に計算したもの。100%から0%までの値で示される。100%に近いほどドライブは新品に近く、安心して使用できる。値が低下するほど、故障の可能性が高くなると考えればよい。
そのほかにもスループットとして、当日および前日、直近1週間のドライブに対する転送量(GB)を確認することが可能だ。
対応するSSDは、Intelの最新モデルからVertexの初期モデルまで多数。SATAインタフェースでパソコンに直結されたドライブで利用できる(RAIDカードなどの特殊なカードを経由したり、USB変換などを経由して接続されたSSDは認識されない)。
「SSDlife」には、「SSDLife Pro」のほか、一部機能が割愛されたフリーソフト版「SSDLife Free」もある。「Pro」では、スケジュールでSSDを定期チェックしたり、複数台のSSDをチェックしたりできる(「Free」ではできない。くわしくは「SSD Life 製品比較」を参照のこと)。