「Movie Screen Saver」は、ムービーや音楽などのメディアファイルを素材にできるスクリーンセーバだ。Windows Media Playerで使える形式のファイルであれば、スクリーンセーバとして再生させることが可能。動画や音楽を使えるため、おもしろい離席メッセージなどを作って楽しめる。対応する形式は、WAV/SND/WMA/MPEG/MP3/MIDI/AVI/WMVなど多数。メディアファイルの再生順を定義したプレイリスト(WAX/M3U/WVX)にも対応する。QuickTimeにも対応しており、MOV/QTファイルの再生も可能だ。
もちろん複数のメディアファイルを登録することが可能。いくつものムービーや音楽を順番に再生していくことができる。プレイリスト表示のON/OFFやランダム再生も可能だ。スクリーンセーバ画面の文字表示色や背景色は自由に設定できるため、表示するムービーに合わせて効果的な配色を選べる。また、境界線(枠)やクライアントエッジ(凹んだふち)を設定することで、ムービー表示部分を枠で囲むことも可能だ。
再生時のサイズはムービーのサイズとは別に指定できるので、小さめのムービーを拡大したり、逆に縮小再生したりすることも自由。「手持ちのお気に入りムーピーファイルの画面サイズでは、スクリーンがちょっと寂しい」といったときには重宝するだろう。
ムービーの音声や音楽ファイルなどが再生されるため、動作中に音量などを調整したくなることもあるだろう。このため、ボリュームの上下やミュート、再生リスト表示などの機能をショートカットキーに登録し、動作中にコントロールできるようになっている。スクリーンセーバを動作させたまま調節することが可能で、設定前にいったん動作を止めたりする必要はない。
そのほかにも、アニメーション(特殊効果)を適用できる機能や、スクリーンセーバとしてではなく単独で起動するデスクトップシアターモードなどがある。
(呉 真)