「ゴン太のスライドショーセーバー」は、指定した複数の画像（静止画）や動画をスライドショウのように表示するスクリーンセーバ。ファイル群の指定は、フォルダ単位（サブフォルダを含めることも可能）、お気に入りに登録したファイル、「ゴン太の画像コレクタ」のパッドデータ、の3種類の方法で行える。フォルダ指定の場合は、特定の拡張子だけを抽出することもできる。

スライドショウは、表示順（正順/逆順/ランダム/シャッフル）の選択や表示変更間隔の秒数指定などの変更が行える。注釈（ファイル名/パス名/パッドのメモ）を表示したり、背景や注釈の色を選択したり、切り替え時に指定の音声ファイルを鳴らしたりといったことも可能だ。

エフェクト機能は100種類以上。「左右両側から中央に向かって同時にワイプ」「中心から外側に向かってズーム」「上から下へバーをランダムに表示」「車のワイパーのように右から左へ半円を描いて移動」など、さまざまなものがあり、効果を確認しながら指定することができる。効果の粒度（ピクセル）や一粒あたりの遅延処理などを変更できるほか、お気に入りのエフェクトを登録して日ごと/起動ごとにランダムに指定することも可能だ。

そのほか、画像の最大化表示、マウス移動でのセーバ停止拒否、動画再生時の表示変更間隔の無視、動画音声のON/OFF、時刻表示の書式や位置、「画面のプロパティ」の小窓表示（簡易プレビュー）の有無などを設定できる。

対応するファイル形式は、画像がBMP/JIF/JPEG/PCX/PNG/TGA/TIFF/WPG、動画がAVI/MPEG。Susie-Plug inを利用すれば、GIF/MAG/Q4などの形式も扱える。

開発中に苦労した点
画像切り替え時のエフェクトは、エフェクトをサポートする市販のコントロール（OCX）を使用したので、まったく苦労はありませんでした。その反面、そのコントロールはブラックボックスでもあり、予想外の挙動が起きる点に苦労しました。詳しくは、ドキュメントの変更履歴を、「小窓」をキーに探してみてください。Susie-Plug inをサポートするコントロールを自分で開発したことも、楽しみながらやったつもりですが、苦労した点かもしれません。

ユーザにお勧めする使い方
画像切り替え時のエフェクトは、次のタイミングでお気に入りに登録したエフェクトの中から自動的にランダムに変更できます。

• 画像・動画ファイル切り替えごと
• セーバ起動ごと
• 日ごと

今後のバージョンアップ予定
画面の隅に表示する注釈のフォントや大きさを指定できるようにしたいと思います。この変更は簡単ですので、年内に行う予定です。

デジタルカメラの解像度が上がって最新機種では600万画素を超えていると思いますが、あいにく「現在のゴン太のスライドショーセーバー」で扱える画像は、400万画素相当の大きさまでです。この制限を何とかしたいと思っています。しかし、根本的な変更が必要となりますが、まとまった時間がとれず、申し訳ありませんが、いつ変更できるかお約束できません。