【恒例】年末・年始特別企画 | ベクターソフトニュース - 03.12.27 |
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練馬 ベク蔵 NERIMA Veczou Acronis TrueImage “Simple is beautiful”を実感させてくれるバックアップソフト |
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実は今年に入ってから、筆者は自宅マシンのディスククラッシュを立て続けに2回くらってしまい、システムを含めたバックアップの重要性を痛いほど感じさせられた。なにしろシステムの再インストール、個々のアプリケーションの再インストールには、かなりの時間がかかる。それだけならまだしも、重要なデータが完全に失われてしまう危険性もある。万が一のときにも慌てず騒がす、かつ楽をしようと思えば、定期的なバックアップは欠かせない作業なのだ。 が、身に染みているはずの痛みも、例えばいちいちDOSモードにしなくてはいけないなどといった作業そのものの煩雑さから、筆者をしてバックアップを日常的・継続的に行わせるに至らなかった(偉そうに書いていますが、単に筆者が面倒くさがりなだけです)。しかし、「Acronis TrueImage」を導入したことで、「バックアップは面倒」だという意識は完全になくなった。 「Acronis TrueImage」の特徴は、技術面から見れば「B.A.E(Backup Archive Explorer)」、操作面から見れば「これ以上はないわかりやすさ」に尽きると思う。B.A.Eとは、バックアップ時に一時的にWindowsシステムをロックしてディスクイメージを作成し、Windows上からの「システムを含めた丸ごとバックアップ」を可能にする技術。システムバックアップを行うのに、従来のようにDOSモードに移行する必要はない。バックアップ実行中に他の作業を行うことも可能。通常、ハードディスク全体のバックアップには10分単位の時間が必要とされるため、これは大きい。さらに、バックアップ中の他の作業でデータ書き換えが発生した場合は、保存したディスクイメージを書き換えて、最新の状態にしてくれるというスグレものだ。 「これ以上はないわかりやすさ」というのは、画面をご覧になれば想像していただけるかと思う。一見して「Acronis」シリーズとわかるシンプルなデザインの画面には、「イメージの作成」「イメージの復元」「イメージの参照」「イメージの切断」の四つのカテゴリが並ぶ。ユーザはまず、「何をするのか」のカテゴリを選択し、「開始」をクリックする(というか、カテゴリを選択したあとは、基本的には開始以外の操作の選択肢はない)。あとはウィザードにしたがって、バックアップするパーティションなどを選択し、実行するだけだ。一時的にシステムがロックされ、イメージが作成されたあとは、他の作業をしながらバックアップが完了するのを待てばよい。まさに“Simple is beautiful”を感じさせてくれるソフトなのだ。 イメージの復元もまた、同様の簡単さ。イメージの参照というのは、作成したイメージを一時的にローカルドライブに割り当て、アクセスできるようにしてくれるもの。イメージの中から一部のファイルのみを復元するといったことが簡単にできる。ここで割り当てたドライブを切断するのが、イメージの切断だ。はじめて使ったとしても、まず操作に戸惑うようなことはないだろう。 フロッピー/CD-Rといった起動用外部メディアを作成するための「レスキューメディアビルダ」機能もある。レスキューメディアビルダ機能では、ドライブを選ぶ点があるようだが──筆者は最初、うまくブータブルCD-Rを作成できなかったが、ドライブを変えたところ、作成できるようになった──そのときにはフロッピーに作成すればよい。 とにもかくにも、通常のWindows環境からすぐに実行できる気軽さで、「Acronis TrueImage」を導入してからの筆者のバックアップ生活(?)は大きく変わった。週に1回は必ずバックアップをとるようになった。「バックアップは大切だけど面倒くさい」と思っている方に、ぜひ「Acronis TrueImage」を試してみていただきたい。ちなみに「あなたが選ぶプロレジ大賞2003」では、ユーティリティ部門賞を受賞した。
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Acronis TrueImage | |
作 者 | 株式会社プロトン ソフトボート事業部 さん |
対応OS | Windows XP/Me/2000/98/95/NT |
種 別 | 製品:試用不可 |
作者のホームページ | http://www.proton.co.jp/ |
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