「ザッパー」の動画管理方式は、実にユニーク。登録は、フォルダまたは動画ファイルをメイン画面の指定エリアにドラッグ＆ドロップするだけでよい。登録された動画ファイル1本につき8枚のキャプチャ画像を保管して、アルバム上にそのサムネイルをリスト表示してくれる。画像で確認できるので、それぞれの動画ファイルの内容はまさに一目瞭然。しかも、サムネイルをクリックすると、直ちにそこから動画を再生してくれるので、すぐにシーンを確認できる。

それだけではない。「ザッパー」の本領は、内蔵の再生機能にある。再生ウィンドウ（ザッピングパネル）の機能は強力だ。マウスホイールを使って、ビデオのジョグシャトル感覚で簡単に動画の早送り/巻き戻しができる。しかも、その速度を3段階から選択することが可能。どうでもいいシーンは大胆に飛ばし、気になるシーンはゆっくり早送りしながら、お気に入りのシーンをすばやく、確実に発見できる。パネル上に表示されたサムネイルやトラックバーをクリックして、場面をジャンプすることも可能だ。

動画の連続再生も可能。アルバム上のファイルをファイル名やファイルサイズ、5段階の評価レベルなどでソートし、一気に鑑賞したりチェックしたりといった使い方ができる。動画の再生中は、アルバム上のサムネイルのクリックで、再生する動画をいつでも切り替えられる。

ハードディスク上のファイルだけでなく、DVD-R上のファイルの管理ができるのも便利。ディスクの抜き差しを一切することなく、登録してあるすべてのディスクの内容をサムネイルで確認できる。実のところ、筆者が一番よく利用しているのはこの機能で、目的のファイルがどのディスクに入っているのか思い出せなくなったときなどに重宝している。