マウスで遊ぶ一本道ローグライクRPG
魔法使いの少女、クレハ。
彼女が生まれた時、ある戦争が生じた。
それは科学と魔法がそれぞれの威信を賭けて争った戦争だった。
その戦争は否応なしに世界を巻き込んでいき、そして、一つの決着がついた。
クレハの家族も、その戦争に巻き込まれた者たちの一部だった。
戦争によって彼女の家族は行方不明になり、彼女は一人ぼっちになってしまった。
ある日、そんな彼女のもとに一通の手紙が届く。
それは、戦争が終わってからしばらくの間世話をしてくれていた、祖父からの手紙だった。
"クレハ、お前のお母さんが見つかったよ。"
"お前のお母さんはずっとこの空から、お前を見守っていたんだ。"
"そして、今。お前がお母さんに会いに行くための塔を建て終わった所なんだ。"
"私は先に頂上で、待っているよ。"
この物語は、クレハがその塔を登り始めた瞬間から始まる――