サクサクと進めることができる“ノンフィールドアドベンチャー風RPG”。強烈な個性を持つキャラが暴れまわる。日夜レジスタンスと戦う逆十字のメンバー三人は、久しぶりの休日に水着姿で海へと出かける
「戦海ディザイア」は、水着少女たちの過激な会話や凶暴凶悪なバトルを楽しめる短編アドベンチャー風RPG。フィールドマップの存在しない独自のシステムで、いつでも好きなときに敵と戦闘したり、アイテム類を購入したり、仲間と会話したりすることが可能。戦闘の難易度はほどよく、ゲーム構成は“プレイヤーファースト”。気持ちよくプレイできる。想定プレイ時間は1時間程度。
ゲームの舞台は、とある大陸。数十年にわたり「アーティシア国」と「レイドリア国」の二つの大国が争ってきたが、遂にレイドリアが力尽き、戦争は終結した。
レイドリア上層部の多くは処刑され、国は滅びたものの、王女と専属召使いは行方不明。残党はレジスタンスを組織し、アーティシアの支配になおも抵抗を続けていた。レジスタンスの最大の武器は異形の怪物「カース」。そして、カースを召喚する能力を持つ者は「アギト」と呼ばれていた。
一方、アーティシアは、アギトとカースを始末するためだけに集められた特殊部隊「逆十字」を編成し、レジスタンスに対抗。逆十字そしてアーティシアのモットーは「力がすべて」で、逆十字メンバーに求められるのは強さのみ。逆十字のメンバーはよくいえば「個性豊か」、見方によれば「人間失格の人格破綻者」だらけだった。
そんな逆十字の女性メンバーが連れだって、久しぶりの休日に水着姿で海へと出かけた……。
登場するのは、個性的なイラストで表情も豊かに描かれた五人のキャラ
物語に登場する逆十字のメンバーは五人。
「フェル」は、非情で冷淡な面もあるが、逆十字の中では常識のある方。部下にも公平で、やさしいリーダーだ。組織の取りまとめだけでなく、銃の扱いにも長け、女ガンマンとして戦闘でも活躍する、才色兼備のキャラ。
「ユリエッタ」は、幼い頃から逆十メンバーになるために育てられた少女。父親が上層部にいるためかワガママ放題。周囲を見下す言動が多い。優秀な魔法の使い手で、自然治癒のスキルもあり、幼いながらも前線で戦う。
「アーギー」は、暴力的で何を考えているのかわからない言動を繰り返す“獣が人間の皮を被った”ようなキャラ。戦闘後、敗者をいたぶることがなにより好き。私生活はだらしなく、やたらと性欲が強い。
「ルーディナ」は、多くのカースを葬ってきた凄腕の魔法使い。負けることを恐れ、勝つための努力は惜しまないが、入れ替え戦の決闘でアーギーに敗れ、逆十字を去ることになる。
「モーレヲ」は、特殊な魔法「黒魔術」を使いこなす男性。戦闘以外のことは極端に自信がなく、やや引き籠もり体質。
いつでも好きなときに敵と戦闘し、アイテムを購入でき、仲間と会話できる
ゲーム本体はイベントパートと探索パート、そして戦闘で構成される。ユニークなのが、探索パートの探索画面。カーソルキーのそれぞれが特定の機能を持つ。
- 【↑】:前に進んで進行度が上昇し、特定の進行度でのボス戦のほか、ランダムでザコ敵と遭遇して戦闘が発生する
- 【→】:ザコ敵を呼んで、いつでも確実に戦闘できる
- 【←】:行動をともにするメンバーと会話できる
- 【↓】:メニューを開く。メニューでは、アイテムやスキルの使用・確認、セーブ、辞典を開くことが可能。装備によりキャラを強化するもできる(メニューは【Esc】キーでも開く)
オッドアイの「リーシャ」というキャラに出会ったあとは、探索画面で【Shift】キーを押すと、行商人・リーシャを呼び出して、アイテムやスキルなどを購入できるようになる。戦闘はターン制。戦闘で使用できるコマンドは「攻撃」「特技」「必殺」「防御」「アイテム」の五つ。攻撃は通常攻撃。特技はMPを消費してスキルを発動する。必殺ではTPを消費して、強力なスキルを発動することが可能。TPは、通常攻撃時に5、防御時に7たまるほか、敵から攻撃を受けたときやスキルを使用したときにもたまる。上限は100(100以上はたまらない)。