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この号の扉ページ
Win 95時代の バックアップソフト
仕組みと注意事項
ShrinkPackager
MediaKeeper
Disk Mirroring Tool
RCopy 95
NTuS Realtime Backup
バックアップしよう!
VFATBAK
FIN
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備えあれば憂いなし!!
Windows 95時代のバックアップ
〜あなたに合ったソフトは何?
Disk Mirroring Tool 32 for Backup
2.70
〜ディレクトリまたはドライブのバックアップやミラーリングを行う〜
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クラッシュ対策のために、利用中のディスクとまったく同一の別ディスクを用意しておく手法は、ミラーリング/デュプレクシングと呼ばれるもの。主にサーバで使われ、ハードウェアで実現されることが多いが、これをソフトウェアで実現させたのが「Disk Mirroring Tool」だ。CSQ氏の手による作品で、Windows 3.1時代から長く使われている「Disk Mirroring Tool」の32bit版。Windows 95およびNT 4.0で動作する。
本来の意味でのミラーリング/デュプレクシングは、リアルタイムにハードディスクの内容を同一にするが、「Disk Mirroring Tool 32」では内蔵タイマを使って時間指定でハードディスクの内容を他のメディアに反映させる。システムエージェントを使って自動実行させることも可能だ。いわゆるバックアップとは多少趣が異なるが、常に最新の内容が別のところに保存されているため、万一のことがあってもすぐに復旧ができる。ファイルの削除、リネームなどもミラーリングしたメディアに反映され、なおかつすべての行為をログに残すことができる。
扱えるメディアはWindows 95からドライブとして使えるものなら何でも可。ただし、フルミラーリングを行うには、対象となるオリジナルハードディスク以上の容量が必要になる。このため、重要なフォルダやファイルのみをミラーリングしておくという使い方が多くなるだろう。また、まったく同一容量のハードディスクを2台用意し、常にミラーリングさせることで片方が完全に壊れても差し替えることですぐ復旧、という使い方も考えられる。これはリアルタイム性こそないが、本来の意味でのミラーリングに近い。
わかりやすい画面と豊富なオプションの組み合わせで、ユーザの好みに応じた設定ができる。ファイルコピー時の操作には2種類のモードが用意されており、オリジナルとコピー先の内容をまったく同一にする「Mirroring」、オリジナルから削除されたファイルがあっても、コピー先では消さない「Backup」がある。さらに、「Mirroring」の場合でもコピー先のファイルを削除する場合にごみ箱に移動する「Use Trash Box」オプションが用意されている。
また、ファイルのコピーに関しても、アップデートされたファイルのみとか、すべてのファイルを対象といったオプションがある。さらに、シミュレーションボタンを使うことで、バックアップを行う前にミラー元とミラー先の比較を行うことができ、この結果をCSVファイルに書き出してExcelやAccessで利用することも可能だ。
単なるミラーリングを行うだけでなく、その後に起こるいろいろなことも考えて作られている。圧縮バックアップとか分割バックアップといったことはできないが、そもそもの主目的がハードディスクやフォルダ/ファイルのミラーリングだから、そこまでは望まない。ただ、設定を保持するDMFファイルの作成にウィザードが利用できるともっとラクに設定ができていいなぁと思うのは筆者だけだろうか。なお、動作にはVB4ランタイムが必要。
<INFORMATION>
シェアウェア(1,000円)
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画面5-1●Disk Mirroring Tool 32 for Backup
フォルダ/ファイルのミラーリングを行うにも、いろいろなオプションが選べる
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この記事は '97年12月29日 に公開されたものです。
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