ファイルを削除するとき、「ごみ箱」に入れただけでは、簡単に「元に戻す」ことができる。また、「ごみ箱」にあるファイルを「完全に削除」したとしても、ファイル復元ソフトなどを使うことで、比較的簡単に復元できてしまう。ファイルというのは消したつもりでも、「実は消えていない」ことが多い。
見られたくないファイルを復元ができないように「完全に消去」するためのソフトが「Moo0 ファイルシュレッダー」だ。4段階の消去レベルが用意されており、安全性と処理時間とを考慮しながら、最適な消去処理を選択できる。
消去方法(レベル)は、セキュリティレベルの高い方から、
- 気化するまでシュレッド(滅せよ!)
- 灰になるまでシュレッド(非常に安全)
- 十分にシュレッド(まず復元不可能)
- 通常シュレッド(通常復元不可能)
があり、「通常シュレッド」でも、
- 「疑似乱数」ですべてのデータ(Cluster Tip領域/ADSを含む)を書き換え(1回)
- ファイルサイズを変更(2回)
- ファイル名を変更(2回)
- ファイル属性を変更(2回)
- ファイル時刻を変更(2回)
という手順を経て消去することで、復元は非常に困難なものになる。
使い方も簡単。消去レベルを選択して消去したいファイルをドロップボックスにドロップするという、Moo0のソフトウェアでは標準的な方法だ。