オーディオファイルのフォーマットを別フォーマットに変換するためのソフト。操作の簡単さと対応フォーマットの多さが特徴だ。
変換操作は「これ以上、簡略化するのは無理」といえるくらいに簡単。メイン画面から変換したいファイルタイプ(変換先タイプ)を選択し、変換したいファイル(変換元ファイル)をドロップボックスにドロップするだけ。これだけで変換元ファイルと同じフォルダに、同名の(拡張子が変わった)変換先ファイルが生成される。
ファイルコンバータの中には、別途エンコーダ/デコーダを必要とするものもあるが、「Moo0 オーディオタイプ変換器」には、それらは不要。導入も操作も非常に簡単・容易なソフトだ。
変換可能なフォーマットは3GP、3GP(AAC)、3G2、3G2(AAC)、AAC、AC3、AIFF、AMR、AU、AU(a-Law)、AU(u-Law)、FLAC、M4A、M4A(ALAC)、MMF、MOV、MP2、MP3、MP4、OGG、OGG(FLAC)、RA、RM、WAV、WAV(ADPCM IMA)、WAV(ADPCM Microsoft)、WAV(ADPCM Yamaha)、WAV(GSM)、WMA、PCM(Little-Endian)、PCM(Big-Endian)、PCM(a-Law)/PCM(u-Law)の33種類(入力可能なフォーマットは、作者によると「もっといっぱい」)。携帯用フォーマットも含めて、主要なフォーマットはカバーされているといってよい。
メイン画面最下部の「詳細オプション」ボタンを押すと、フォーマットごとに細かなオプション設定できる画面に変わる。ここで「音質(ビットレート)」「周波数(サンプルレート)」「ステレオ/モノラル(チャンネル数)」「音量」などを設定できる。
音質レベルやビットレート、サンプルレートなどは、オーディオファイルに詳しくない人には、どの値を設定すればよいかわかりにくいが、「Moo0 オーディオタイプ変換器」では、これらの設定も簡単に行える。例えば、音質レベルには「AMラジオ」「オーディオCD」「スタジオ」「最高」などといった注釈が付けられ、推奨値も指定されている。誰にでも簡単に使えるソフトだ。