撮影した写真や動画などを、ファイルの作成日付をもと管理・鑑賞できる、カレンダー風のコンテンツ管理ソフト。大量のデジタルコンテンツを「日付」にひも付けて管理できる。
画像などの取り込み方法は2種類。ひとつは、任意のフォルダを指定して一括処理する方法で、ファイルに含まれるExif情報で日付を振り分けてくれる。デジカメで撮影した画像であれば基本的にExifが含まれるため、全自動で撮影日に画像が登録される。Exifのないファイルは、作成日やアクセス日から登録される。
もうひとつの取り込み方法は、ファイルのドラッグ&ドロップ。登録したい日付にファイルをドロップすると、Exifなどの情報にかかわらず、ドロップした場所に登録される仕組み。登録したファイルを別の日に移動させたい場合も、ドラッグ&ドロップで操作できる。
カレンダーは、年/月/日の表示形式が用意され、カレンダー内には画像や動画のサムネイルが表示される。画像のサムネイルをクリックすると大きなイメージが表示され、さらにその状態でイメージをクリックすると、関連付けられたアプリケーションでコンテンツが表示される。画像をスライドショウで表示したり、スライドショウ中にコメントを追加したりする機能もある。
「ぶちまけ」モードを使えば、指定した年/月/日のサムネイルやテキストすべてをランダムに配置して表示させることもできる。写真やテキストのサイズは、マウスホイールで変えられる。
検索機能も用意されている。ファイル名や写真に付けられたコメント、テキストファイル内の文字列、日時などからコンテンツを探し出せる。オプションとして、デジカメの「FinePix」で撮影された画像のExif情報をキーにすることもできる。顔認識された画像や夜景モードの画像、フラッシュONの画像を要素として指定することが可能だ。
写真に「評価」を付けることもできる。写真をドラッグしようとすると、評価メニューが出現する。メニューから評価項目を選び、評価アイコン上でドラッグを離すと、評価が決まる仕組み。項目は「Private」「Public」「Good」「Bad」「Like」「Dislike」の6種類。フィルタリング機能を使うことで、各項目に該当するコンテンツの表示を切り替えられる。
そのほか、日付に対してひとつだけ音楽ファイルを登録することができる。カレンダー上の任意の日付にファイルをドラッグ&ドロップすると、当該日付を日間表示したときに、自動で音楽が再生される。